Text by CINRA編集部
朝日新聞社主催の『第28回手塚治虫文化賞』マンガ大賞最終候補作品が発表された。
『手塚治虫文化賞』は日本のマンガ文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫の業績を記念し、志を継いでマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、手塚プロダクションの協力のもと1997年に創設。年間を通じて最も優れた作品にマンガ大賞が贈られる。
最終候補作品
『違国日記』ヤマシタトモコ(祥伝社)
『【推しの子】』赤坂アカ×横槍メンゴ(集英社)
『神田ごくら町職人ばなし』坂上暁仁(リイド社)
『サターンリターン』鳥飼茜(小学館)
『環と周』よしながふみ(集英社)
『血の轍』押見修造(小学館)
『ツユクサナツコの一生』益田ミリ(新潮社)
『東京ヒゴロ』松本大洋(小学館)
『プリニウス』ヤマザキマリ、とり・みき(新潮社)
『ぼっち死の館』齋藤なずな(小学館)
2023年に刊行・発表された作品が選考対象。7人の社外選考委員による投票と、マンガ関係者や書店員、一般からの推薦をもとに選ばれた。推薦の総得票1位は『【推しの子】』。
選考委員は秋本治、里中満智子、高橋みなみ、中条省平(学習院大学)、トミヤマユキコ(東北芸術工科大学)、南信長、矢部太郎、朝日新聞社から宮田喜好、喜多克尚。
受賞作は最終選考委員会を経て4月下旬ごろに発表。贈呈式は6月6日に朝日新聞東京本社で開催される。
朝日新聞社ではマンガ大賞の予想投票を3月31日まで実施中。マンガ大賞受賞作品の投票者から抽選で50人に非売品の第28回記念ピンバッジ「火の鳥」がプレゼントされる。