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福岡晃子初の随筆集『おかえり』が4月に刊行。装画は今日マチ子

2024年02月19日 14:10  CINRA.NET

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福岡晃子の随筆集『おかえり』が4月16日に刊行される。チャットモンチーを完結させ、ソロアーティストaccobin、イベントスペースOLUYO主宰として徳島を拠点に活動する福岡。初の随筆集となる同作では、バンド結成を決心した人生初ライブや、バンドとの出会い、チャットモンチー最後の武道館、出産を経て徳島の海町への移住を決断した日、新しい命が教えてくれた人生で一番大切なことが記されている。装画は今日マチ子。4月13日、14日には徳島・OLUYO、6月1日には王子・北とぴあ ドームホールで『おかえり』刊行記念イベントを開催。詳細は後日発表される。【福岡晃子のコメント】文章を書くことは、歌詞を書くこととはまた違う世界で、だからこそ今まで見たことのない景色を体験することができました。わたしはあの時、本当は何を思い、何を感じていたのか。今だから言葉にできたこともありますし、未だに言葉にできないことも正直に綴ってあります。徳島に移住して、わたしは「わたし」を迎え入れることができました。その軌跡を、この本を通してお伝えできれば幸いです。【藤原康二(ミルブックス)のコメント】福岡晃子さんに随筆集の執筆をお願いしたのは2022年の夏。ソロアルバムの制作、初のソロツアー、提供楽曲の制作、そして育児に多忙な中、毎月1作のペースで執筆いただき、2年の歳月をかけて全て書き下ろしのまっさらな初随筆集『おかえり』が完成しました。人生を変えてくれた恩師。天国と地獄を同時に見た衝撃のライブ体験。運命のバンド・チャットモンチーとの出会い。苦難続きのデビュー前のツアー珍道中。チャットモンチー最後の武道館公演と、完結に至るまでの正直な心の葛藤。コロナ禍と出産を同時期に経験し、徳島の海町へ移住してからの3年間の暮らし。そして愛息が教えてくれた本当に本当に大切なこと。毎月原稿が届くたび、私は仕事も忘れてすっかり楽しみながら、心を揺さぶれながら熟読しました。時には声を出して笑ったり、彼女の心情に寄り添い思わず涙を流すこともありました。ここまで心を曝け出して書いていいのだろうか? そんなことを考えてしまうほど、自身をひとつも包み隠さず、真伨に随筆と向き合ってくれました。装画は人気漫画家「今日マチ子」さんに描き下ろしていただき、徳島の海町の豊かな時間を表現した美しい装釘に仕上がりました。チャットモンチーの「あっこちゃん」の顔しか知らない人、そしてチャットモンチーを全く知らない人にも、脆く弱いけれど、誰よりも強く優しい福岡晃子という人間の今の姿を読んでほしいと、心から願っております。