朝日新聞社が主催する、第28回手塚治虫文化賞のマンガ大賞最終候補10作品が発表された。
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最終候補作品は、ヤマシタトモコ「違国日記」、赤坂アカ原作による横槍メンゴ「【推しの子】」、坂上暁仁「神田ごくら町職人ばなし」、鳥飼茜「サターンリターン」、よしながふみ「環と周」、押見修造「血の轍」、益田ミリ「ツユクサナツコの一生」、松本大洋「東京ヒゴロ」、ヤマザキマリととり・みきによる「プリニウス」、齋藤なずな「ぼっち死の館」。7人の社外選考委員による投票と、書店員、マンガ関係者、一般読者による推薦によって選ばれ、総得票1位は「【推しの子】」が獲得した。
選考委員は秋本治、里中満智子、高橋みなみ、中条省平、トミヤマユキコ、南信長、矢部太郎の7人と、朝日新聞社の宮田喜好氏と喜多克尚氏。特設サイトでは、結果を予想する読者投票も3月31日まで実施中だ。大賞受賞作に投票した人から抽選で50人に、「火の鳥」のイラストがデザインされたピンバッジがプレゼントされる。
受賞結果は最終選考委員会を経て、4月下旬頃に朝日新聞紙上と朝日新聞デジタル、プレスリリースなどで発表。 贈呈式は6月6日に東京・朝日新聞東京本社で開催される予定だ。
マンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社が1997年に創設した手塚治虫文化賞。年間を通じて最も優れた作品に贈るマンガ大賞のほか、新生賞、短編賞、特別賞が設けられ、受賞作品の作者には鉄腕アトム像と賞金が贈呈される。
■ 第28回手塚治虫文化賞・マンガ大賞最終候補作品(作品名50音順)
ヤマシタトモコ「違国日記」(祥伝社)
赤坂アカ・横槍メンゴ「【推しの子】」(集英社)
坂上暁仁「神田ごくら町職人ばなし」(リイド社)
鳥飼茜「サターンリターン」(小学館)
よしながふみ「環と周」(集英社)
押見修造「血の轍」(小学館)
益田ミリ「ツユクサナツコの一生」(新潮社)
松本大洋「東京ヒゴロ」(小学館)
ヤマザキマリ・とり・みき「プリニウス」(新潮社)
齋藤なずな「ぼっち死の館」(小学館)