友人だと信じていた人から「金ヅル」扱いされていたと気付いたら……。編集部が話を聞いた静岡県に住む40代の女性は、高校時代の友人から何度もお金が絡む裏切りにあった。
20歳のとき、金融機関で働いていた友人のノルマに協力し遠い支店で積立定期預金を契約するも、「彼女は知らぬ間に退職していました」という。数年後、久しぶりに連絡が来たかと思えば「ネットワークビジネスの誘い」だったことも。
また久々に連絡が来た30代の頃、「保険会社に就職した」という友人の勧めで保険契約をしたが、
「加入した途端、それまでマメに取れていた連絡が取れなくなりました。頭にきて、解約の連絡をしても応答なしです」
と、またしても酷い対応をされてしまう。おまけに女性が誘っていた他の友人の結婚式の2次会も連絡なしですっぽかされ、友人の分まで会費を払うはめに。ついに絶縁宣言をして、縁を切ったつもりだったが……。
「私の上司が友人で…○○さんに名刺だけ渡してもらえますか?」
それから10年ほど経ったある日。女性は実店舗を持つ美容系のサービス業で管理職をしており、こんな事があった。
「彼女の部下が、私の勤める会社に顧客として来店しました。店舗のスタッフが接客中に保険の営業をされたようです。やんわり断ったところ『このお店の上の人と、私の上司が友人で…… ○○さんに名刺だけ渡してもらえますか?』と差し出してきたそうです」
あれだけ不義理をしておいて、まだ「友人としてコネがある」と部下に伝えていたのだから驚きだ。
「しかも、その営業は“上の人”と強調することでわざと断りづらくしたようで、当社のスタッフは『断りましたけど良かったですか?』と申し訳なさそうに報告をくれたんです……」
その報告を聞いた女性は
「うちのスタッフに対して私の名前を使われたことが腹立たしく、本当に頭にきました。スタッフには『知り合いづらしている勘違いだから、名刺は捨ててください』と伝えてしまいましたが、うちのスタッフからしたら、そんなこと言われても気まずいだろうなと…反省しました」
それだけ怒りに駆られていたのだ。もちろん連絡を取っていないため相手の真意はわからないが、女性は最後に思いをこう語った。
「卒業しても仲が良かったつもりだったので最初はショックでしたが、最後は呆れてものも言えないとはこういうことなんだと思いました。彼女が一連の出来事をどう思っているか、彼女の目線から見たら、違う景色だったのか?は気になるところです」
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