男性は自分の年収が増えたとき、彼女の収入がずっと「月収6万円」だったら、何らかの不満を感じるものだろうか。ガールズちゃんねるに2月中旬、「年収が上がってから冷たくなった彼氏」というトピックが立ち注目を集めた。
28歳のトピ主には5年付き合っている32歳の彼氏がいる。出会った時は年収500万円ぐらいだったが、今は1100万円まで上がったそうだ。一方のトピ主は「出会った頃からずっと変わらず非正規で月収6万ほど」だという。そんな中、
「最近やたらと『正社員目指さないの?』『せめてフルタイムで働けば?』と言われるようになりました。自分がお金持ちになったからもっと条件の良い女性に乗り換えたいのかな?と不安になります」
と悩んでいる。振られるのが怖くて本音を聞けないというトピ主は、「みなさんならどうしますか?」と問いかけた。
「一生そのくらいの月収なら結婚は出来ないなとかあるのかも」
そもそも何故ずっと月収6万円なのか書かれていないが、トピック内の反応は、まず「別れな」「ズバリ浮気でしょう!!」「別れる。結婚しても、誰のおかげで飯食ってんだ?って言いそう」など、彼氏の発言にモラハラ気質を嗅ぎ取った人からの声が寄せられた。
また「向上心持って一緒に成長してほしいタイプとか?」という前向きな声もあったが、多かったのはこんな厳しい指摘だ。
「主が何年も低収入に甘んじてるからいい加減我慢ならなくなってきたんじゃない?月収6万ってひどすぎ。会社で彼と同じくらい稼ぐ女性もたくさん見てるだろうし」
「一生そのくらいの月収なら結婚は出来ないなとかあるのかも」
「そりゃあ自分は頑張ってるのにおんぶに抱っこの女と結婚したいとは思わないよね」
彼氏としては、自分は頑張っているのに、あまり働かず甘えている彼女に嫌気がさした、という気持ちなのだろうか。病気がちで働けないなどの事情があれば彼氏もそんなことは言わないだろうし、それがあっても言うなら「別れたほうがいい案件」という意見もある。
男性でも30代前半で年収1100万円稼ぐには、相当の努力が必要だろう。おそらく彼氏の職場には、生き生きと働く高収入の女性もいるだろうし、ずっと月収6万の彼女を、心穏やかな気持ちでは見られないかもしれない。
「主さんは、なぜフルタイムで働いてないの?」
一方で、「主さんは、なぜフルタイムで働いてないの?」という疑問も相次いだ。
「月収6万でどうやって生活してるの?」
「独身なのに月収6万はヤバい」
仮に実家暮らしだとしても、健康な20代後半が月収6万円ではさすがに「なぜ?」と言われてしまう。多様な働き方が広がっているとはいえ、独身でほとんど働かない大人に世間の目は厳しいようだ。
しかし、トピ主はこの疑問に返信しており、実は彼氏と同棲していて「体力がなく疲れやすいのと完全に彼氏に甘えてました」と答えていた。つまりすでに専業主婦のような状態だったのだ。そんな中、トピ主は思い切って彼氏に不安を話してみたという。すると
「自分が働けなくなった時に私の今の現状だと心配がある。正社員じゃなくてもいいからフルタイムで働いて欲しい」
と言われたそうだ。子どもができたら無理にフルタイムとは言わないという考えも聞いた。今後は結婚する方向で動いていくという。トピ主は「フルタイムで働ける仕事を自分なりに探してみます」とお礼して投稿を結んでいた。
彼氏の本音が聞けて何よりだが、結局彼は「自分がいくら稼いでいても妻が働く気もないのは不安」という気持ちを訴えていたのだ。良いとか悪いとかの話ではなく、ますます「女性は結婚しても賃金を稼ぐのが当たり前」の時代だと実感する話だった。