溜まったストレスをSNSに投稿する人は少なくないが、本人に見られている可能性もゼロではない。
兵庫県に住む40代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収150万円)は3年前、X(旧Twitter)での投稿がきっかけとなり、友人と絶縁した。
友人に不満を感じていた女性は、それをSNSに投稿することでストレスを発散させていた。ところが…(文:國伊レン)
「LINEには既読を付けず即ブロックしました」
友人とは趣味がきっかけで仲良くなった。同性で同い年だったこともあり、20年も付き合いがあった。しかし女性は、友人の人柄について「こんな話ばかりされたら相手がどう思うか」という気遣いが出来ない「残念な人」だったと振り返る。
「私自身は持病があり働けず、障がい者年金で生活しています。それなのに会うたびにバイト先の愚痴ばかりを聞かされ、もういい加減にしろ、とストレスが溜まっていく一方」
友人から愚痴を言われて不快に感じていたが、彼女の愚痴をほかの人に言えば同類になってしまう。そのため、Twitterで時々「私はゴミ箱じゃない」と呟いた女性。ネガティブな発言を投げられることに、ゴミを放り投げられるような不快感を感じていたのだろう。
そんな女性のTwitterを友人は監視していたようだ。アカウントは友人に教えていなかったそうだが、どうやって見つけ出したのだろう。ある日突然「激高した様子のLINE」が送られて「不満があるなら直接言え」などと言ってきた。
「自分が散々こちらにストレスを与え続けたことなど棚に上げていました」と当時の友人の様子を振り返る女性。一方的に怒りをぶつけてきたのだろう。
「バイト先の愚痴のみならず、私の名前をバカにしたような発言があったり、人としてどうなんだと思うことがほかにもあったので、LINEには既読を付けず即ブロックしました」
誰かに会うたびに愚痴を言っている人は、気をつけたほうがいいだろう。表に出さないだけで、相手にも悩みや不満があるかもしれないのだから。
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