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台東区の4歳児殺害、逮捕された父親は「仕事しながら子育てを頑張っていた」代理人が会見

2024年02月16日 17:11  弁護士ドットコム

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東京・台東区のマンションで次女の細谷美輝(よしき)ちゃん(当時4歳)を殺害したとして両親が逮捕された事件で、容疑者となった父親の代理人弁護士が2月16日、東京都千代田区の司法記者クラブで記者会見を開き、「逮捕されたことは事実だが、まだ裁判も始まっておらず無罪の推定が働く。フェアな報道をしていただきたい」と話した。


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報道によると、警視庁が逮捕したのは父親(43)と母親(37)。2人は2023年3月13日ごろ、美輝ちゃんに向精神薬などを飲ませて殺害した疑いが持たれており、父親は容疑を否認、母親は黙秘しているという。



●「遺産相続のトラブルは聞いていない」

父親の代理人を務める柿原幹子弁護士は記者会見の冒頭、「今の報道はほとんど捜査機関からの情報をもとになされていると思うが、私が近くで見てきた父親の姿をお伝えしたい」と述べた。また、母親については、代理人ではないとして何も答えられないと報道陣に理解を求めた。



柿原弁護士によると、父親と知り合ったのは2019年5月で、児童相談所に一時保護されている3人の子どもを家に帰したいという相談を受けたのがきっかけだった。その後、2019年7月から父親が代表を務める会社の顧問弁護士として関わってきたという。



父親はホテルを経営しながら、子どもの送り迎えや寝かしつけ、食事などに積極的に取り組んでいたといい、「器用な人ではないが、とても心の優しい穏やかな人。コロナでホテル経営が困難な時代もあったが、子育ても主力で頑張りながらホテルの運営もなんとか乗り切って頑張ってきた。このような事態に至っていることは本人が一番そうだが、私も悔しく思っている」と話した。



報道では約6年前に亡くなった父親の姉の遺体に不審な点があるとも報じられており、記者からは「親族間で遺産相続のトラブルなどはあったか?」との質問が上がった。



これに対して柿原弁護士は「(父親の)お父さまが亡くなったのが2018年6月で、私がお会いした時にはすでに1年近く経っていて全て解決した状態で私が就任したので、トラブルは特に聞いていない。相続分割協議では、父親がホテルを相続して、もう一人の相続人に代償金を支払うという形でそれほど時間をかけずに解決している」と答えた。