そんななか、世界初とされる広告付きweb3ウォレット「Back Wallet」のサービスを開発・運営するblocksky Inc.は、アフリカを中心としたゲームギルド「Ninja Game Guild」とパートナーシップを締結。ブロックチェーンゲームと親和性の高いweb3ウォレットを用いて、ナイジェリアの金融包摂に向けたさまざまなアプローチを進めると発表した。
広告付きweb3ウォレットを開発・運用するblocksky Inc.blocksky Inc.は、2023年9月に設立された日本のスタートアップ。web3ウォレットの開発・運用、Discord構築・管理、ブロックチェーン開発、web3導入サポートなどのサービスを展開している。今春には「Back Wallet」のクローズドベータ版をリリース予定だ。
Back Walletは、ウォレットがメディアとして機能する広告付きweb3ウォレットのこと。ウォレットでのトランザクション中に広告を表示し、ユーザーにキャッシュバックする。同時に「プロダクトコミュニティ」でweb3プロジェクトとユーザーの新しいコミュニケーションの場を提供。これにより、「大手広告プラットフォームやSNS広告には掲載しにくい」「認知拡大の方法がSNSやリファラルの利用に限られている」というweb3関連広告主が、新しいユーザーへアクセスしやすくなることを目指している。また運用型広告としての側面もあるため、広告主がコストパフォーマンスを簡単に管理できるという。
なおクローズドベータ版はイーサリアムチェーンに対応予定。対象国は、日本・ベトナム・ナイジェリアだ。
Web3ウォレット×ゲームギルドで金融包摂を目指す今回、blocksky Inc.がパートナーシップを結んだ相手は、GUILD社が運営するアフリカ中心のゲームギルド「Ninja Game Guild」だ。
ナイジェリアの金融包摂や暗号資産の状況を鑑み、今後blocksky Inc.は同社開発のWeb3ウォレットとNinja Game Guildを連携し、ナイジェリアのブロックチェーンゲーム/ウォレットのユーザーが、金融サービスへアクセスしやすい環境を提供する予定だ。ウォレットから紹介されるゲームやコミュニティでの交流を通じて、ユーザーがブロックチェーン技術や仮想経済に関する知識を得ることで、新しいスキルや専門知識を獲得し、将来の雇用機会が増える可能性を模索していく姿勢である。