■加藤陽平(チームディレクター) 「我々Yoshimura SERT Motulは、昨シーズン最終戦ボルドール24時間耐久レースの勝利で自信を取り戻し、2024年シーズンが開幕する事を今か今かと心待ちしています。今年は昨シーズン活躍したGregg Black選手、Etienne Masson選手に加え新しくDan Linfoot選手を迎える事となりました。彼は昨年の鈴鹿8時間耐久レースで素晴らしいパフォーマンスを発揮し、また24時間耐久レースの経験も豊富であり、我々のチームに完全にフィットとするライダーです。また、開発兼第4ライダーには日本から渥美心選手を起用し、万全の体制で今シーズンに臨みます」
「また、ヨシムラを中心としたテクニカルチームは、ライダー達に速く、強く、快適なマシンを提供するべくマシンの改善を進めています。そのヨシムラチューンのスズキGSX-R1000Rを駆るYoshimura SERT Motulのライダー達が昨シーズン以上のパフォーマンスをお見せする事が出来ると信じています。世界耐久選手権、特に24時間レースは完走すること自体が非常に難しいレースです。そこにはSERTのメンバーを始め多くのチームスタッフやチームを支援するパートナーの努力が存在しており、それらが報われる様に我々は精一杯の努力を続けています」
■グレッグ・ブラック 「2024年シーズンもYoshimura SERT Motulと共に迎えられることをとても嬉しく、またこの素晴らしいチームの一員でいられることを誇りに思っています。昨シーズンは、最終戦ボルドール24時間レースでパフォーマンスを発揮し、チームは見事な勝利を収める事ができました。あのレースでチームのパフォーマンスを再確認したので、今年はもっと沢山の勝利を狙っていきます。また勝利だけではなく今年はもう一度タイトル獲得を目指すために、自分の経験とスピードを活かして戦っていきます。それを叶えるためにオフシーズンはハードなトレーニングを積んできて、身体の準備もできているので、今は1日も早くサーキットに戻ってチームのみんなと一緒に走りたいです」
■エティエンヌ・マッソン 「Yoshimura SERT Motulは高いパフォーマンスと長い経験のある世界耐久選手権のベストチームで、今年も信頼できる彼らと参戦できる事にワクワクしています。昨年は各レースでポテンシャルを発揮しつつも不運が多く、少しフラストレーションの溜まるシーズンになってしまいました。特にシーズン前半は表彰台圏内のペースで走る事ができたのにも関わらず、予期せぬトラブルや小さなミスによって、想定から大きく外れてしまいました」
■ダン・リンフット 「2024年の世界耐久選手権をYoshimura SERT Motulから参戦できることになり大変嬉しく思っています。過去数シーズンを通して24時間耐久を含む何戦かの世界耐久選手権や、鈴鹿8耐ではスズキチームからチームと同じベースのGSX-R1000Rとブリヂストンというパッケージでレースをする機会も得られました。戦略性の高い耐久レースに以前より魅力を感じており、この様な機会を望んでいましたので、参戦発表をとても嬉しく思っています」
「彼らの歴史とルーツがそれを物語っていますが、このチームに加わることはとても特別なことと感じています。チームが目指すものは勝利とEWCタイトルのみであり、それができると心から信じています。Yoshimura SERT Motulとスズキを代表することになり、とてもやる気と誇りを感じ、また経験豊富なチームメイトとともに、目標を達成できると確信しているので、シーズンインに向けてのテストや開幕が待ち遠しいです」
■渥美心 「Yoshimura SERT Motulのライダーとして今シーズンのレースに参戦できることになり大変嬉しく思います。自分が世界耐久選手権でのチャレンジを始めてから複数のチームでたくさんの経験をさせていただいたお陰で、昨シーズンの最終戦Bol d’OrではYoshimura SERT Motulのリザーブライダーとしてチームに加入する事ができました。その後、全日本ロードレースへのスポット参戦やテストの機会も得られ、それらの経験からチームのGSX-R1000Rやタイヤに対する理解が進み、チームワークも深まってきております」