不倫はパートナーを裏切る行為だが、つい恋心を抱いてしまう人もいるようだ。埼玉県の40代後半の女性(事務・管理/年収300万円)はフルパート勤務で、高校生と大学生の2人の子どもを持つ母親でもある。女性の不倫は2年前からで、最初の相手は「職場の同年代の人」だった。
「彼は2年間の期間限定で単身赴任してきました。私は一目惚れで、彼も私のことを気に入っている様子で」
(文:谷城ヤエ)
「職場でも他の人の目を盗んでアイコンタクトを取ったり…」
「そんなある日職場の飲み会があり、帰りの電車で2人きりになって。揺れた瞬間に私が倒れないよう肩を抱きかかえられました」
翌日、誰もいない職場のロビーで「彼から『昨日のこと、覚えていますか?僕に好意があると言ってくれたこと』」と聞かれた。
「本当に覚えていなかったので、そう伝えたら、『ごめんなさい、そうだったら良いなって思っていたから勘違いしたのかもしれません』と言われて。『言った覚えはありませんが、もし言ったのなら本心です』と答えました」
お互い好意があることがわかり、「今度2人で食事に行こう」という話から関係がスタートした。
「職場でも他の人の目を盗んでアイコンタクトを取ったり、誰もいない会議室で直前までしたり。そういった行為が、スリルや背徳感があってドキドキしました」
「でも彼は、あまり周りの目を気にしないタイプというか、段々と職場で周りに人がいても聞かれちゃまずい話題をふってきたり」
まだ好きな気持ちはあったものの、女性は「周囲や家族にバレてしまう」のが怖くなり、半年ほどで別れを告げた。
「彼がまた異動になるまでの1年ほど、顔を合わせるのが気まずくて仕方なかったです」
「とても好きなまま、それでも顔を合わせてしまうのが辛くて、X旧Twitterで、誰にも言えない自分の気持ちをポストしていました。 そんな中で知り合った方とDMで親しくなり、今はその人と交際しています」
と新たな恋が始まったことを報告した。しかしいずれにしろ、不倫は幸せな結末が待っているとは言い難い。今一度家族のことを考えてみたほうが良いのではないだろうか。
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