レジで店員さんに「ありがとう」と言っている人はどれほどいるのだろうか。キャリコネニュースでアンケートを取ったところ、ほとんど人が「はい」と答えている。なかには、それで人生の転機が訪れたという男性もいるから紹介したい。
「数年前、仕事がとてもつらかったです」と書き出した東京都に住む30代前半の男性(ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ)。気持ちに余裕がないとき、感謝を伝える余裕がなくなる人もいるかもしれない。しかしこの男性は、意識的に「店員さんにありがとうを言うことにしました」とし、
「それからです。人生が好転しました」
と明かす。一体どういうことだろうか。(文:永本かおり)
「本当に小さなことで人生変わるんだな」
仕事はつらかったが、積極的に「ありがとう」をレジの店員さんに言うことにした男性。自分がつらいときこそ、他人に親切でいようと意識したのかもしれない。するとその後、事態が好転したようだ。
「コミュニケーション力?度胸?がつきました。そして数年、そのおかげで面接が得意になり、吹けば飛ぶような零細企業から、大手企業まで転職できました」
レジで「ありがとう」のたった一言であったとしても、初対面の相手に対して物怖じしないようになったのだろうか。また、感謝の言葉を口にすれば、気持ちも上向きになるものだ。
「本当に小さなことで人生変わるんだなって思いました」
と結んだ。
岩手県に住む50代前半の女性(医療・福祉・介護)は、レジに関わらず普段から、「接してくれた人には必ず最後は『ありがとう』と言って会話を終わりに出来るようなコミュニケーションを心がけている」という。相手が自分と関わる時間を作ってくれたことに感謝するという理由からだろうか。そうした意識でいると、次のようなメリットもあるようだ。
「ちょっと気に入らないことや揉め事があってもお互いに最後は『ま、しょうがない、いいか。よろしく』って感じで終わるようにしてます。ありがとうは言って損はない!」
「ありがとう」や挨拶は人間関係をスムーズにする潤滑油と言われる。店員や職場の人たちに対してはもちろんだが、気心の知れた友人やパートナーに対しても有効だろう。
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