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OTG Motor SportsとLM corsaが2024年体制を発表。GTワールドチャレンジ・アジアにフェラーリ296 GT3投入

2024年02月11日 07:40  AUTOSPORT web

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大阪オートメッセ2024にはLM corsaのフェラーリ296 GT3も展示された
 2月10日、大阪市住之江区のインテックス大阪にて開催されている『大阪オートメッセ2024』にて、LM corsaとチーム母体のOTG Motor Sportsが2024年のモータースポーツ参戦体制を発表した。既報のとおり、スーパーGTではLM corsaとして飯田章監督のもと、吉本大樹/河野駿佑のコンビが継続しGT300クラスに参戦するが、今回の体制発表ではGT300以外のレースカテゴリーへの参戦体制が明らかにされた。

 まず、LM corsaは2024年のファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア(GTWCA)に参戦することを明らかにした。エースドライバーは脇阪薫一が務め、マシンはフェラーリ296 GT3を新たに投入する。脇阪は「新型車両に変わるので準備がいろいろと大変ですが、しっかりと整えて初戦に臨みたいと思います。よろしくお願いします」とコメント。なお、脇阪のチームメイトは後日改めて明らかにされる予定だ。

 そしてOTG Motor Sportsは引き続き、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupへも引き続き参戦する。大ベテランの服部尚貴(70号車/OTG Motorsports)を筆頭に、2021年チャンピオンの菅波冬悟(10号車/滋賀toyota GRGarage滋賀大津)、小河諒(60号車/OTG Motorsports)、伊東黎明(80号車/GR Garage大阪箕面・八尾)がプロフェッショナルシリーズ、そして元プロ野球選手の山﨑武司(777号車/滋賀toyota GRGarage滋賀大津)がクラブマンシリーズに参戦する。

 チャンピオン経験者の菅波は「去年は惜しくもシリーズ3位という結果に終わってしまったので、今年はシリーズチャンピオンになれるよう精一杯走ります。同じOTG Motor Sportsの伊東選手も速くなってきているので、負けないように気を引き締めて頑張ります」とコメント。続けて小河が「今、菅波選手から速くなったとは言われなかったので、今年は速くなったと言われるように頑張ります!」と語り、ブースに詰めかけたファンの笑みを誘った。

 そして服部は「初年度から参戦していますが、昨年初めて1台全損しました。自分にとって昨年はうまくいかないシーズンでしたが、今年はいいレースがしたいと思います」とコメント。そして参戦4年目を迎える伊東は「昨年はポールポジション2回獲得できましたが、今年は優勝し、チャンピオン獲得を目指して頑張ります。応援よろしくお願いします」と意気込んだ。

 また、OTG Motor SportsからFIA-F4に参戦する6代目のチャレンジドライバーにはGPR KARTING SERIES OKクラスなどで活躍した熊谷憲太が抜擢されたことが明らかにされた。熊谷は「先輩たちがたくさんいるので、しっかり学び、結果を出せるように頑張ります」と語った。

 2024年シーズンもさまざまなレースカテゴリーに挑戦するLM corsa、OTG Motor Sports。今年はどのようなレースを見せてくれるだろうか。