薬剤師や看護師という専門職の女性たちから、職場を2日で辞めたエピソードが寄せられた。千葉県に住む50代後半の女性(医療/パート・アルバイト/年収600万円)は、とあるチェーン薬局に薬剤師として入局することが決まっていたが、
「入局の前日に半分の人員がやめ、初日に分厚いマニュアルを渡された」
と綴る。たまたま退職が重なった時期だったのだろうか。しかも、そのマニュアルを読む間もなく業務が始まり……。(文:國伊レン)
「仕事は教えてくれないのに、やる事なす事に、後ろから罵倒」
マニュアルを読む暇もないのだから、当然分からない事も出てくる。しかしその薬局は「わからないことを聞こうにも教えてもらえない」環境だった。
しかも、仕方なく自己判断で仕事をしていると怒られるという理不尽さ。「自分はここでは役に立てない」と感じ、2日で退職した。仕事を辞めたことについては
「満足。チェーン薬局の実態を知れてよかった」
と綴っており、前向きに捉えているようだ。
仕事を即行で辞めた人の投稿は他にも届いている。福岡県に住む50歳前半の女性(福祉・介護/パート・アルバイト/年収150万円)は、看護師としてデイサービスに勤務していた時のことを
「真後ろにベタ付きだった女性上司(施設長)が、仕事は教えてくれないのに、やる事なす事に、後ろから罵倒」
と振り返る。良好な人間関係は築けない職場だったようだ。そのため女性は、わずか2日間で退職した。
派遣会社を通して就業したため、「病む前にとさっさと荷物をまとめて、業務終了後の退勤と同時に、何も上司には何も言わずに派遣会社に報告だけして辞めた」そう。
その後、女性が人から聞いたところによれば、その会社は人員が居つかず業務縮小し、他の会社に譲渡され閉鎖したという。退職したことについて「非常に満足」と綴り、
「あんな所にいたら、きっと精神が病んでいて、 社会にすら適応出来なくなっていたと思う」
と職場環境の悪さを振り返った。問題がある職場からは、早めに退職するのが良さそうだ。