創業者兼CEOのArik Ben Ishay氏は、2014年のイスラエル・ガザ紛争中、イスラエル国防軍の現役戦闘部隊で救急救命士として勤務した経歴を持つ。Arik氏はある激しい衝突の直後に、数十人の負傷兵のバイタルサインを監視するのに苦労した経験をもとに、ウェアラブルで直感的なRPMデバイスのアイデアを思いついたという。
血圧や脈拍などを監視する「手首モニター」BiobeatのRPMデバイスは、ヘルスAIや機械学習テクノロジーを使用して、患者ケアに関する実用的な洞察を提供する製品で、「手首モニター」と「胸部モニター」が含まれる。
すべての測定値と傾向をBiobeat Web プラットフォームを通じて表示するため、病院側は1つの直感的なプラットフォームを通じて無制限の数の患者を管理することが可能に。複数の有線デバイスの使用、バイタルサインの頻繁なスポットチェック、医療スタッフによる手動データ入力が不要になり、人的ミス・時間コストの削減につながる。一方、患者は邪魔されることなく自由に動き回ったり休んだりすることができ、快適な使い心地を体験できる。
2022年にFDA認可を取得2022年3月、Biobeatは同社のRPMデバイスが米国食品医薬品局(FDA)の認可を取得したと発表した。同社によると光電脈波計のみによるカフレス血圧モニタリングに関して、FDAの認可を受けた製品はこれが初とのこと。