一緒に遊んでもお金を出さない友人とはつき合いきれない。30歳の頃、よく男女10人ほどの飲み会をしていたという40代女性(福岡県/事務・管理/年収200万円)。毎回遅れてきて「1000円でいいよね」という流れをつくる友人Aに、複雑な思いを抱いていた。ある年の花見では、追加の買い物で好きなものをかごに入れた挙句
「お財布持ってきてないから出しといてもらえる?」
と言い、結局その買い物代を払うことは無かったという。
また後日の飲み会でのこと。Aがいつもどおり遅れて参加し、男性たちから「1000円でいいよ」と言われているのを見て、さすがに嫌な気持ちになったという。しかも、その後Aの希望で向かった二次会のカラオケでは、さらに不愉快なできごとが待っていた。(文:福岡ちはや)
今度こそ、と金額を確認していたら「Aちゃん帰ったよ~」
「Aがまたいなくなるかも」と思った女性ともう1人の友人は、カラオケに行って30分くらいして受付に金額を確認に行った。しかし
「『とりあえず先にAには(カラオケ代を)もらっておこう』と部屋へ戻った矢先、ほかの友人が『Aちゃん帰ったよ~』と。結局、Aの分は私ともう1人の友人が立て替えることに」
自分が行きたいと言ったカラオケで、お金も払わず先に帰ったAには呆れるばかりだ。
その後も立て替えたお金が返って来ないため、たまらず女性はもう1人の友人と電話でAに不満を伝えたという。そのときは「ごめんねー。お金返しに行くね」と謝ったAだったが、結局まったく反省していなかったことが露呈してしまう。
「後日、男性の1人から友人に電話が。『Aちゃんから今聞いたけど、お金返さないからって、電話で怒られてひどいこと言われたって。本当か?お前らこそ、そのくらいでひどいな(中略)』……目が点になりました」
これが決定打となり、女性はAとの絶縁を決意。「もうお金も返さなくていいし、連絡もして来ないで」と伝え、彼女との関わりを絶ったそうだ。後日談として、Aとの絶縁から10年後に男友達から聞いたこんな話を付け加えていた。
「彼は整備士で、彼女のバイクの保険料立て替えた分すべてもらってないそうです。5万円ほど」
相変わらずのAに女性は何を思ったのだろう。
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