Text by CINRA編集部
2月29日配信のNetflix映画『パレード』の音楽を野田洋次郎(RADWIMPS)が担当することが決定。主題歌を使用した本予告編が公開された。
藤井道人監督による『パレード』は旅立ってしまった人の目線で遺された人への想いを描く作品。「想いを残した者たちがとどまる世界」で目を覚ました美奈子が離ればなれになった息子・良を捜す道中で青年・アキラや、元ヤクザの勝利、元映画プロデューサーのマイケルらと出会い、月に一度死者たちが集いそれぞれの会いたかった人を探す「パレード」に参加するというあらすじだ。
美奈子役に長澤まさみ、アキラ役に坂口健太郎、勝利役に横浜流星、マイケル役にリリー・フランキーがキャスティング。
野田洋次郎は主題歌“みなしぐさ”と劇伴を担当。藤井監督とは、2022年公開の映画『余命10年』に続くタッグとなる。
【野田洋次郎(RADWIMPS)のコメント】
この映画に音楽をあてながら、どこまでも容赦なく残酷で、また時に信じられないほど美しいこの世界で生きる意味を考えました。もう逢えない悲しさも、言えなかった言葉も、携えて生きていく理由を考えました。
答えなどまだ到底出ませんが、考え、想い続けようと思います。
この映画を観終わった時、理屈や科学なんて飛び越えて、この命を生きた先で「きっとまた逢える」と思えたのでした。この作品に出逢えたことに感謝します。
【藤井道人監督のコメント】
『パレード』を書き終えたときに、僕の中に鳴っていたのは、野田さんの音楽でした。
『余命10年』で野田さんが作り上げた音の物語は、きっとこのパレードにも通ずるものがあると思い、オファーさせていただきました。
言葉では伝えきれない、想いの「その先」を彩ってくれた野田さんの音楽が、観てくださった全ての方々のこれから先の未来を照らしてくれると信じています。