採用の仕事をしている人は、時に「会社の顔」と言われることがある。応募してきた人の中から選ぶ立場とはいえ、面接で高圧的な態度をとるのは会社の評価を落とすことにも繋がりかねない。
50代女性(岡山県/サービス・販売・外食/年収200万円)は、全国展開する企業の面接でこんなことを言われた。
「女一人で手取り月10万円で生活できないって馬鹿なの?ウチは旦那さんの収入が手取り30万円、奥さんは腰掛程度の収入があれば生活できる人材をとってるの」
女性はこの話がいつのことかは明かしていないが、“女性は安い給料で使うのが前提”ということを隠そうともしない態度は前時代的で驚く。初めて会った人に「馬鹿なの?」という発言もさすがにひどい。(文:林加奈)
「日本語もまともに読めない人が人事の御社って大丈夫なんですか?」
面接であからさまに馬鹿にされたエピソードはほかにもある。「求人票には『高卒以上』との記載だったが、面接が始まって5秒後に」面接官から
「うちの会社は、大卒以上でないと採らないんだよね~」
と言われ、その場で面接が終了になった。時間や交通費が無駄になったと感じた男性は、帰る間際にこう言ってやったそうだ。
「日本語もまともに読めない人が人事に配属されている御社会社って大丈夫なんですか?」
男性は「会議室から何やらわめく声を無視して帰りました」と顛末を書いていた。
大卒以上が条件にもかかわらず、なぜ求人票で「高卒以上」と記載していたのか。今となっては不明だが、虚偽の募集要項を出したのだから、これくらいの皮肉を言われても仕方ないのではないだろうか。
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