友人との価値観の相違は、しばしば絶縁のきっかけになる。愛知県に住む40代前半の女性(サービス・販売・外食/年収100万円未満)は、ママ友との子育てに関する「価値観の違いに驚愕」し、絶縁を決意した。
3人兄弟の母親である女性は「長男が幼稚園、下の双子が2歳頃」のとき、初めての幼稚園生活でできたママ友に「公園遊び」に誘われた。3人の幼子の面倒を見ながらでは「普通に出歩くことも難しかった」が、長男が公園遊びを楽しみにしていたこともあり、双子をベビーカーに乗せて出かけた。(文:國伊レン)
「寄り添う気持ちのない人とこれ以上関わりたくない」と感じ…
女性は安全のため、双子をベビーカーに乗せていたが……
「歩きたい盛りの双子は公園に着くなり、ベビーカーから降りて公園をあっちこっちへ」
子どもたちに危険がないように女性は「ママ友と話す時間もなく双子の見守り」をしていた。それを見たママ友は、
「双子をベビーカーから降ろすからこうなる」
「ヒモを付けておかないから」
などとダメ出ししてきたそう。女性は「価値観の違いに驚愕」したと振り返り、こう続けた。
「寄り添う気持ちのない人とこれ以上関わりたくないと思い、それ以降は誘われても断るようにしました。誘われる場所も双子連れては無理な場所ばかり。行けるはずもありません」
3人もの幼子を抱える母親の苦労は同じ立場になってみないとわからない。子育てに対する価値観の違いもあるだろう。しかし本当の友人なら、相手の状況を理解しようと努力するものだ。このママ友にはそうした気配すら見られなかったため、絶縁を選んだのだろう。