スピリチュアルを信奉するのは勝手だが、他人に強要しはじめると厄介だ。栃木県に住む40代前半の女性(素材・化学・食品・医薬品技術職/年収450万円)も、以前の職場で出会った「スピリチュアルにハマった同僚」のトンデモ話を明かす。その同僚は1年ほどで「おかしな方向」へと足を踏み入れていったそう。それは、
「呼吸の大切さを強く周りに熱弁し始めました」
というものだった。深呼吸をすると副交感神経が優位になりリラックスできるのは常識だが、同僚の説く「呼吸の大切さ」とは、そんなものではなかったようで……
「ちょうどその頃、癌になり手術を控え不安定な気持ちになっていた別の同僚にも『呼吸で癌は治るから手術はやめるべき』と職場には秘密で洗脳しようとした」
と、非常にたちが悪い。
「殺す気か?どうしてくれるのか?」と家族からクレームが…
ことが発覚したきっかけは、手術を止められた同僚の家族からのクレームだった。
「癌の手術をやめろと同僚に洗脳され、殺す気か?どうしてくれるのか?」
このように家族が憤るのは自然の反応だろう。
「個人の考えは否定はしません」というスタンスの女性だが、この場合は命に関わる問題であり、会社も放置できなかった。洗脳しようとした同僚は「お灸をすえられていた」とのことで、上司からきつく注意を受けたようだ。女性は最後に、こんなオチを書いていた。
「(洗脳した同僚は)内蔵系の病気で日帰り手術したようですが、『呼吸法で治せないの?』と陰で言われていました」
こういう詐欺紛いの人間がいる以上、スピリチュアルのイメージは悪くなる一方だろう。
※キャリコネニュースでは「家族・知人がスピリチュアル・疑似科学・陰謀論にハマっている人」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/J43NLUJ0