会社で重大な決定権を持つ上層部が足を引っ張っていたら、部下はついてこないだろう。東京都に住む40代後半の男性(営業/年収600万円)は、ある「食品製造会社」での困った出来事を明かす。これまではアットホームな会社だった。事の発端は数年前、この業界について知らない人を「外部から役員に採用」したことだ。(文:永本かおり)
「全ての社員は、原因は貴方であると思っている」
男性は、外部からの役員採用について「初めは別な見地から斬新な改革を行い良い事」だと思っていた。しかし、男性の期待は外れたようだ。
「前業種からの癖なのか、遅くまで会社に居る、そのため翌日話せば良いものを、思い付いたらすぐに部下に電話をする。そのため、その方の着任から多くの社員がついていけないなどで退職をする」
典型的な、長時間労働を全く気にしないタイプだった模様。もしかすると、深夜でも部下に電話をかけていたのだろうか。
その上、
「長くお世話になってた得意先と揉めて関係を悪くする。そのため売上は悪くなり、悪い原因を担当者に意見する」
といった問題も発生。役員は、自分の不手際を棚に上げて、周囲に問題があると主張するが、
「周りの全ての社員は、原因は貴方であると思っているのに…」
と絶望的な状況を綴る。しかし、「役員」である以上、社員はみんな気を遣っていたのだろう。
「各担当者は得意先との関係を悪くしたくないので、(役員が)同行する際は関係悪化しない得意先を選んでいる」
と必要のない苦労まで部下が抱えているようだ。男性は、
「早く自分の素行に気づいて欲しいです」
と切実な思いを綴った。
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