採用活動において企業は応募者に敬意を払う必要があるだろう。不採用にした相手にも同様でなければならないが、なかにはとんでもない対応をされたと訴える人もいる。
兵庫県の50代後半の女性（年収100万円未満）が「某肛門外科の受付と診療補助」の面接に行ったときのこと。面接官は「看護主任らしき女性」で、面接自体はなんの問題もなく終わったが、女性が失望したのはこのあとだった。というのも、
「不採用通知が、あまりにも酷すぎて呆れを通り越して怒りが湧いてくるようなもの」
だった。一体、どのような内容だったのか。（文：長田コウ）
「どれだけ人を馬鹿にしてるのか」
女性が受け取った不採用通知には、このように書かれていた。
「パソコンに内蔵されているテンプレートをそのまま使いましたという感じで、病院なら、普通は当院や当医院と書いてくると思うのですが、弊社となっており、おまけに書類を返却してきてるのに、『責任を持って破棄します』と書いてくる」
女性の怒りが頂点に達したのは、「文頭では一応フルネーム間違えずに書いてある」にもかかわらず、「文面の中で2箇所も名前を間違えて書いて」きたことだ。正式な文書で名前を間違えられたら嫌な気持ちになるだろう。
病院にクレームを入れた女性。すると、その返答は驚くものだった。
「もう一度打ち直して送りましょうか？」
この対応に対し、
「どれだけ人を馬鹿にしてるのか、と思いました」
と怒りを露わにする女性。不採用通知ほど欲しくないものはない。この返しに馬鹿にされたと感じるのは女性だけではないはずだ。
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