採用面接で家族のことを深掘りされたらいい気はしないだろう。そもそも採否に関係あるのだろうか。
青森県の40代前半の女性(年収100万円未満)は高校3年生の頃、「憧れていた本屋の面接」で経験したことを振り返った。途中まで順調だったが、思いがけない質問をされる。(文:長田コウ)
「当時はまだ離婚は珍しいのか、親の離婚理由を聞かれ、内容まで話さないといけないの?と思いながらも学校では全てに答えるように教わってるし、と思い言葉に詰まりながらも説明」
「断ってくれた先生に感謝しました」
憧れだったこともあり「ドキドキしながら受けた面接」だったが、この質問のせいで、テンションが下がってしまった女性。当時をこう振り返る。
「学校に戻り後輩のために質問された内容を記す用紙を書きながら、あんなに詳しく話す必要があったのかと自問自答。提出すると先生は『こんな事聞かれたのか⁉』と苛立ち」
数日後、学校に内定の連絡があったが、先生は女性の許可もなく断ったそう。これにはびっくりした女性だったが、「先生の思いやり」だと受け取った。
卒業後に女性はその本屋に立ち寄ると、客がいるにもかかわらず、店内で怒られていた若い女性店員を見かけた。
「私の代わりに入った子かな?と思いながら、こんな怒りかたをする会社に入社しなくて良かったなと断ってくれた先生に感謝しました」
と胸を撫で下ろした。
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