アルバイトを通して社会の厳しさが身に染みて分かったという人は多いだろう。なかでも接客業では、世の中には様々な人がいることに気づかされるものだ。
兵庫県に住む40代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他)は「大型商業施設の食品売り場で補充作業」を行うアルバイトをしていた。
「デイリー部門ですが、マナーの悪い人を何回見かけたか」
とこぼす女性。デイリー部門ではパンや牛乳、納豆など、毎日の食卓に並ぶ食品を扱う。そこに一体、どんな客が来ていたのだろうか。(文:國伊レン)
「新しい日付の商品が欲しいから」と手を奥に入れてガサガサと探す
女性は食品売り場のデイリー部門で、商品を雑に扱う客を多く見かけたそうだ。
「商品を手前取りではなく、新しい日付が欲しいからと手を奥に入れてガサガサと探していたお客さんがいました」
ガサガサ探しておいて元に戻さないため、「きれいに並べた商品はグチャグチャになったことも何度も」あった。また、欲しい商品がないと他の客に聞こえるような大きな声で問い詰めてくる客もいたそうだ。
手に取った商品を元の場所に返さず、適当な場所に置く客にも苦労していた女性。
「日用品コーナーに刺し身が置いてあったり、冷凍食品のコーナーに惣菜があったりしました」
こうした驚きの光景も日常茶飯事だったのだろうか。「見つけたら戻すのは従業員がやらないといけないので、迷惑というか呆れています」と淡々と書いていた。自分が良ければそれでいいと考える客にこそ、接客のアルバイトを体験してもらいたいものだ。
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