国立アートリサーチセンターが「メディア芸術データベース」を正式公開した。同データベースは、メディア芸術の作品が次の世代へと引き継がれていくために、マンガ、アニメーション、ゲーム、メディアアートの4分野について、作品情報や複数の連携機関での所蔵情報を収集・整備するもの。メディア芸術へのアクセスおよびその保存・利活用の要となるデータ基盤の構築を目指し、2010年度に文化庁が着手し、2015年3月に開発版、2019年11月にベータ版を公開した後、2023年度からは国立アートリサーチセンターが事業を引き継ぎ運営している。メディア芸術データベースでは、主にマンガ分野の「単行本」「雑誌」、アニメーション分野の「テレビ番組」「劇場映画」「ビデオパッケージ」、ゲーム分野の「ゲームパッケージ」、メディアアート分野の「展示」「催事」などについて作品に関する資料のタイトルや作者のほか、連携している施設での所蔵に関する情報を提供。