日本では3組に1組の夫婦が離婚していると言われる。離婚カップルの数だけ様々な理由があるようだ。岡山県の40代前半の女性(医療・福祉・介護/年収500万円)は、
「14年前に離婚しました。できちゃった婚で、子どもが2歳のときでした」
と、つらい経験を振り返る。
産休中にもかかわらず「家に金を入れろ」
元夫について女性は「優しくて私のことも子どものことも愛してくれていた」と評価するが、
「とにかく義母と合わなくて……」
とこぼす。
義実家で暮らしていた女性が「初めての妊娠で不安だし体調も悪かった」とき、義母は産婦人科の元看護師だったにもかかわらず、「妊娠は病気じゃないから動けるんだ」と女性にきつく当たってきた。その結果、「切迫流産で入院」する羽目に。
その後、仕事復帰した女性は再び妊娠して産休まで働いた。やがて産休に入るも、それは女性にとって地獄の始まりだった。
「産休中にもかかわらず『家に金を入れろ』と言われていました。産後、8週で仕事復帰し、乳飲み子を抱えて義両親や夫もいるはずなのになぜかほぼワンオペ。泣きながら過ごしました。耐えかねて義母が不在の隙を狙って家を出て、そこから義実家に戻ることはありませんでした」
その後、夫も義実家を出た。女性は家族3人での再出発に、心を踊らせていたに違いない。ところが、しばらくして夫はこう言った。
「俺は長男だし、家を継ごうと思ってるし、家に戻る。育ててもらった恩もあるし」
確かに夫にとって大切な両親であることに変わりはないが、妻にとっては他人だ。それもひどい暴言を吐かれたのだ。女性が夫とともに義実家に戻ることはなかった。
「私より両親を選んだからです。言ってることはわかりますが将来の伴侶としては一緒にはいられないと思って離婚しました」
こういうとき、板挟みになる夫はつらい。しかし自分の家庭を築くと決めたなら、どんなときも妻の一番の味方でいることが夫婦円満の秘訣だ。
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