上司のパワハラの被害に遭い、退職を決意した人の声が寄せられている。確かに辞めたくもなるような理不尽なパワハラを受けている人もいるようだ。
東京都に住む50代前半の女性(事務・管理/年収250万円)は、風邪を引いたため職場でマスクをしていたが、「咳をしていると社長から『咳をしないでくれない?うちの奥さん身体弱いから』と言われた」。風邪を引いている本人を気遣う言葉はなかった様子。これだけでも驚きだが、女性はほかにも衝撃を受けた出来事を明かす。
「社長の奥さんは従業員でもないのに、会社に来てホワイトボードに猫の絵を描き残していく。それを消そうとしたら『なぜ消すんだ』と怒鳴られた」
仕事に関係のない落書きを消すのは当然ではないだろうか。(文:林加奈)
「社長はパワハラがすごくほとんど怒鳴っています」
千葉県の50代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)は、精肉店でパートをしている。そこは卸業も行っているため、仕事内容は「凍った鶏肉を手で開き、グラムごとに何百個と切り分けます。その間にお客さんが来れば接客、パック詰め、レジ等を一人でこなします」と、ハードワークのようだ。加えて、
「社長は、パワハラがすごくほとんど怒鳴っています。まだ10日しか経ってませんが、怒られてばかりです」
と心身ともに疲弊している女性。待遇面にも不満があるようで「時給も最低賃金」であるうえに「5時間勤務のはずなのに、早めに終わらせて帰らされます」と漏らす。
「みんな周りの人は『辞めないで』と言っていますが、限界かなと感じています。『近いから、誰でもできる仕事だから』と安易に選んでしまって失敗したなと思います」
女性は最後に「今年まで持つかと思ってます」と書いていた。投稿を寄せたのは12月で、その後は不明だ。ただ、周りから引き止められているとはいえ、この投稿を読む限り、退職を選んだとしても不思議ではないだろう。
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