血液型で性格を決めつけられてしまうのは「血液型差別」にあたるだろう。血液型と性格の関連性には科学的根拠がなく、その人の内面を見るべきだと思うが、自身の血液型が原因で嫌な思いをした人は少なくないようだ。
神奈川県に住むA型の女性(事務・管理/年収100万円未満)は
「A型だから真面目すぎる。細かい、気にしすぎ等など。逆にその言葉が気になり、円滑なコミュニケーションができず、空回りしてギクシャクし、穏やかな人ですら私を避けるようになり、居づらくなり退職しました」
と、苦い経験を綴っている。(文:林加奈)
「血液型だけでこんなにも印象が変わるのかと驚きました」
40代女性(佐賀県/サービス・販売・外食/年収100万円未満)は、大学生の時、合コンで初めて会った男性に血液型を聞かれ「B型」と答えた。すると
「『俺B型の女嫌いなんだよね』と冷たく言い放たれ、背を向けられました。その当時は人に意見することも慣れていなかったので、言い返せませんでしたが、今なら返り討ちにしてやりたいです。もう30年も前のことですが、今でも思い出すと腹が立ちます」
と、あからさまな差別を受けた経験を明かす。
同じく、B型であることを理由に差別を受けたエピソードがある。30代女性(大分県/サービス・販売・外食/年収250万円)は、10年以上前に働いていた職場での出来事をこう振り返る。
「B型だから変わってる、自己中心的で周りが見えてないなど、何かにつけて血液型で決めつけてくる人がいました。当時、血液型に関するテレビ番組なども多く、B型はほかの血液型に比べ悪く言われがちでした」
ここから女性は思い切った行動に出る。その後、転職した職場で血液型を聞かれたとき、「トラウマだったので、自分はA型だと偽って答えました」というのだ。その結果
「A型だから真面目で几帳面だね、空気読めるね、など血液型だけでこんなにも印象が変わるのかと驚きました」
と呆れたように感想を明かした。
※キャリコネニュースでは「血液型差別で嫌な思いをした人」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/1M4MO0QZ