1月28日、スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)に参戦しているPata Prometeon Yamahaは、2024年シーズンにジョナサン・レイとアンドレア・ロカテッリが駆るヤマハYZF-R1とそのカラーリングを公開した。
ヤマハのファクトリーチームであるPata Yamahaは、2016年にヤマハ・モーター・ヨーロッパとWorldSBKに参戦を開始。2021年には、2020年からヤマハのWorldSBKファクトリーライダーとして起用されたトプラク・ラズガットリオグルがチャンピオンも獲得した。
そして2022年、2023年もトップ争いを繰り広げ、ランキング2位で締めくくったラズガットリオグルだが、2023年限りで契約を終了。そのため2024年シーズンはライダーラインアップを更新し、継続参戦のアンドレア・ロカテッリに加え、カワサキで戦っていたジョナサン・レイが新加入した。
ロカテッリは、ロードレース世界選手権のMoto3、Moto2への経験も持つライダーだ。さらに、2020年にヤマハからスーパースポーツ世界選手権(WSS)すると、12勝でチャンピオンを獲得。2023年はランキング4位で締めくくっており、2024年シーズンでチーム4年目を迎える。
新加入のレイは、2009年からWorldSBKにフル参戦しており、2015年にホンダからカワサキに移籍すると、初年度の2015年から2020年まで6連続チャンピオンに輝いた。そんなレイが2023年限りで長年所属したカワサキを離脱し、2024年シーズンはPata Prometeon Yamahaに移籍した。
そんなレイとロカテッリが、2024年シーズンに駆るヤマハYZF-R1が今回お披露目された。カラーリングに大きな変更はないが、2024年よりマシンにモンスターエナジーのロゴが新たに掲げられている。
また、『GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team』からドミニク・エガーターとレミー・ガードナー、『Yamaha Motoxracing WorldSBK Team』からはブラッドリー・レイ、そして『GMT94 Yamaha』からフィリップ・エッテルが参戦し、ヤマハとしては4チーム、6人体制で戦う。