少子高齢化により人口減少社会に突入した日本で、職場では人材の確保が重要な課題になっている。そうしたなかで、能力を年齢だけで判断するのは合理性に欠けるだろう。愛知県に住む50代後半の男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収700万円)は、年下の上司から、
「ねぇ〇〇さん(投稿者の男性)50歳代の年齢の人が若い人に比べて優れている点て何?」
と聞かれた。「人脈とか経験とか」と答えた男性は、このあと衝撃を受けることに……。(文:國伊レン)
「そんなの今どき意味ないよ」
その年下上司は30代前半で、男性より20歳以上若い。そのうえ「社長のご子息」で怖いものなしだったのだろうか。「50代が若い人に比べて優れている点」に「人脈とか経験とか」と答えた男性に対し、
「そんなの今どき意味ないよ。はっきり言って50歳以上の人は使い物にならないんだよね……」
と言い放った。自身もそのうち50代になるはずだが、「社長のご子息」は別ということだろうか。
「前々から彼の言動に不信感を持っていた」という男性にとって、この一言が転職の決め手となった。55歳からの転職活動だったが成功し、「今の会社は仕事も充実しており年収もアップ」した。
「ある意味背中を押されて感謝しています」
上司としては最悪だったが、良い転職のきっかけにもなった「社長のご子息」。それにしても、シニア世代の活躍が期待されている現代において「50歳以上の人は使い物にならない」という考えの方が「今どき意味ない」と思うのだが。
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