コンビニやスーパーなど、生活の中で頻繁に接するレジの店員。あなたは彼らに感謝の気持ちを声に出して伝えているだろうか?キャリコネニュース編集部は「レジで『ありがとう』と言っていますか?」というアンケートを実施している。
サンプル数はまだ14件なので少ないものの「言っている」という人が13件、店員の立場になって考えている意見が目立つ一方で、1件だけではあるが「お金と品物の交換で、なぜありがとうという言葉が必要なのか?」という声もあった。(文:國伊レン)
外国人の店員達へのリスペクトを込め「ありがとね~」と言う男性
50代後半の男性(愛知県/企画・マーケティング・経営・管理職)は、近所のコンビニ店員はほとんどが外国人構成されているそうだ。そのため「少々まごついても気にしない」ように心がけており「ありがとね~」と感謝の気持ちも伝えている。
「自分がそっちの国に行って現地の言葉で接客なんて多分できないので、日本に来てそういうことができる彼ら彼女らは偉いと思いますよ」
母国語以外での接客も懸命にこなす外国人店員へのリスペクトが、感謝の言葉に込められているようだ。
この他にも、店員の立場になって感謝の気持ちを伝えている人は多い。30代後半の女性(大阪府/営業)は、
「学生時代にアルバイトをしていた際に、ありがとうって言う方々が素敵に見えて、それ以来感謝を伝えることが習慣になっています」
と、かつて魅力的に映ったお客さんの立ち振る舞いが影響していることを明かした。
一方、レジでありがとうと言わないと答えた神奈川県の40代後半の男性(専門職)は、感謝の気持ちを持つ必要性に疑問を感じている。
「お金と品物の交換で、なぜありがとうという言葉が必要なのか?金銭以上の付加価値があれば、おまけしてくれてありがとうなら理解できるが」
レジでの清算はあくまでも公平な取引であり、店員が特別何かサービスしている訳ではない。そこにわざわざ感謝を伝えなくても良いのではないかと男性は考えている。
しかし、「こっちはお金を払っている」という事実に対し、愛知県の40代後半の男性(事務・管理)は次のように考えている。
「お金を払うにしても、お店が売ってくれなければ買えないので、販売してくれてありがとうというのと、他の業務の合間に対応してくれたりもするので、その気持ちとしてありがとうと必ず言います」
「お金と品物の交換」は、そもそも品物がなかったら成立しない。店に対する感謝と、忙しい店員への労いを「ありがとう」の言葉に込めているようだ。
「別に(ありがとうと言うことに)お金がかかる訳でもないので当たり前の行動だと思っています」
と続けた。
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