Text by CINRA編集部
サディスティック・ミカ・バンド『PERFECT! MENU』が3月27日に発売される。
加藤和彦が結成したサディスティック・ミカ・バンド。8枚組CD、Blu-ray、ブックレットからなる同作には、MIKAがボーカル期の第1期と桐島かれんがボーカル期の第2期のオリジナルアルバム全4作品とライブアルバム全2作品を最新リマスターした音源、今回新たに発見された1974年の京都・円山公園でのライブ音源、初CD化を含むライブバージョン、テイク違いの音源などが収録される。
オリジナルアルバムとライブアルバムのリマスターは昨年LPボックスとして発売された際に行なわれたもの。第1期をマイルス・ショーウェル(Abbey Road Studios)、第2期を砂原良徳が担当した。
円山公園の音源は、KBS京都の倉庫に50年間に保管されていたもの。キャロルとのジョイントツアー中の音源となり、“ロックンロール・バンド”、服部良一作曲の“銀座カンカン娘”、アメリカのテレビ番組『ソウル・トレイン』のテーマ曲“TSOP (The Sound of Philadelphia)”などが収録されている。
ライブバージョン、テイク違いなどを集めたディスクには、1973年4月9日共立講堂での未発表ライブ音源、1972年のデビュー前に「サディスティック・ミカ・バンドというバンドを結成しました」と語る加藤和彦のMCの後に続く弾き語りの“サイクリング・ブギ”、海外で発売された“オキナワ BOOGALOO”の英語バージョンなどを収録。
さらに、バンドが海外進出を果たした1975年のBBC『Old Gray Whistle Test』でのスタジオライブ映像、TVK『ヤング・インパルス』での“ハイ・ベイビー”のライブを最新技術でレストアした映像も収録される。
ブックレットにはプロデューサー新田和長の寄稿、ベーシスト小原礼へのインタビュー、当時のバンドのステージを捉えたカメラマン迫水正一による写真などが掲載。
UNIVERSAL MUSIC STOREで予約、購入するとオリジナル特典として『ライヴ・イン・ロンドン』ジャケット絵柄のトートバックが先着でプレゼントされる。