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サディスティック・ミカ・バンド、50年間倉庫に眠っていたライブ音源発掘

2024年01月26日 14:11  CINRA.NET

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Text by CINRA編集部

サディスティック・ミカ・バンド『PERFECT! MENU』が3月27日に発売される。

加藤和彦が結成したサディスティック・ミカ・バンド。8枚組CD、Blu-ray、ブックレットからなる同作には、MIKAがボーカル期の第1期と桐島かれんがボーカル期の第2期のオリジナルアルバム全4作品とライブアルバム全2作品を最新リマスターした音源、今回新たに発見された1974年の京都・円山公園でのライブ音源、初CD化を含むライブバージョン、テイク違いの音源などが収録される。

オリジナルアルバムとライブアルバムのリマスターは昨年LPボックスとして発売された際に行なわれたもの。第1期をマイルス・ショーウェル(Abbey Road Studios)、第2期を砂原良徳が担当した。

円山公園の音源は、KBS京都の倉庫に50年間に保管されていたもの。キャロルとのジョイントツアー中の音源となり、“ロックンロール・バンド”、服部良一作曲の“銀座カンカン娘”、アメリカのテレビ番組『ソウル・トレイン』のテーマ曲“TSOP (The Sound of Philadelphia)”などが収録されている。

ライブバージョン、テイク違いなどを集めたディスクには、1973年4月9日共立講堂での未発表ライブ音源、1972年のデビュー前に「サディスティック・ミカ・バンドというバンドを結成しました」と語る加藤和彦のMCの後に続く弾き語りの“サイクリング・ブギ”、海外で発売された“オキナワ BOOGALOO”の英語バージョンなどを収録。

さらに、バンドが海外進出を果たした1975年のBBC『Old Gray Whistle Test』でのスタジオライブ映像、TVK『ヤング・インパルス』での“ハイ・ベイビー”のライブを最新技術でレストアした映像も収録される。

ブックレットにはプロデューサー新田和長の寄稿、ベーシスト小原礼へのインタビュー、当時のバンドのステージを捉えたカメラマン迫水正一による写真などが掲載。

UNIVERSAL MUSIC STOREで予約、購入するとオリジナル特典として『ライヴ・イン・ロンドン』ジャケット絵柄のトートバックが先着でプレゼントされる。