長年の友人が恩知らずだと、やがて関係に溝ができてしまうもの。そこに金銭が絡めば尚更だ。千葉県の50代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)は、金銭をめぐって友人と絶縁した経験がある。相手は、「高校からの友人で昔から金銭の価値観が違うA」。そうは言うものの、Aと友人Bの3人で「旅行積立」をするほど仲が良かったそうだが、一体なにがあったのか。(文:長田コウ)
「50代になっても気遣いができない」と呆れて絶縁
事の発端は、コロナ直前に積立金を使って、3人で「都内ビュッフェと散策」に出掛けたことだった。積立管理をしていたBは、車で全員の送迎をした女性を気遣い、この日「3人で利用した残金を配分」した際、Aにそこから女性に車代を払うよう言った。そういうBは当然、払ったのだろう。しかし、お金を受け取ったAはBに感謝の言葉もなく、女性に車代を渡すこともなく、自分の懐にしまったのだ。これに対し、女性は、
「こちらは遠回りしてガソリン代、高速代を負担して送迎しているのに、50代になっても気遣いができないAに昔からのままなんだと呆れて絶縁することにしました」
「Bがひたすら私に謝り続け、お互いに『あー変わってないね』と落胆しました」
と振り返る。それ以降もAから「誕生日や年賀のLINE」はくるものの、女性は「既読せず放置」を貫いているそう。
「金銭含む価値観はいくつになっても変わらないことがよくわかりました」
と、こぼした。
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