箱根登山鉄道など組織再編、2024年4月から新会社「小田急箱根」に

小田急箱根グループは24日、小田急箱根ホールディングス、箱根登山鉄道、箱根観光船、箱根施設開発を合併し、4月1日付で社名を「小田急箱根」に変更すると発表した。事業環境の変化に迅速に適応する経営基盤を構築し、持続的な成長の実現をめざすという。


4社合併後、箱根登山鉄道を存続会社とし、商号を変更する。新会社「小田急箱根」の株主は小田急電鉄(100%)。資本金は1億円。鉄道業(箱根登山鉄道)、鋼索業(箱根登山ケーブルカー)、索道業(箱根ロープウェイ)、船舶業(箱根海賊船)、不動産業、温泉・遊園地業のサービスを提供する。



あわせて箱根登山トータルサービスと箱根プレザントを合併し、4月1日付で社名を「箱根プレザントサービス」に変更。箱根登山鉄道と箱根観光船の飲食・物販事業を会社分別(吸収分割)により承継するとのこと。株主は小田急電鉄(100%)。資本金は2,000万円。飲食・物販業、ビル管理業、清掃業、警備業、石油販売業、ホテル業をおもな事業とする。（木下健児）