血液型で仕事の能力や性格は決められないはずだが、何もかもを判断基準にするのはいかがなものか。埼玉県の50代前半の女性(サービス・販売・外食/年収100万円)は自身の体験をこう振り返る。
「パートの面接時、とても良い感じで話が進み『○○さんみたいな人が来てくれたら…』とまで言われました」
しかし最後に血液型を聞かれ「B型です」と答えると態度が急変し、
「B型…仕事が雑なんですよね…」
という返事が返ってきた。結果は不採用。こんな理不尽な目に遭ったのはこの人ばかりではない。(文:谷城ヤエ)
「『B型は無理ですね』と断られました」
宮城県の40代後半女性(サービス・販売・外食/年収500万円)も血液型が理由でパート採用を断られたという。
「パートの面接を受けたくて、近所のコンビニに電話したら、電話に出た中年女性に『パート希望?年齢と血液型は?』と聞かれ『40歳B型です』と言ったら、多分近くにいる誰かに何かを確認し『B型は無理ですね』と断られました」
栃木県の20代前半の女性(事務・管理/年収350万円)は、「人事部長が、血液型を気にする人」で、面接の後半にさしかかると応募者にそれとなく聞いているという。
「血液型というプライベートな事を聞くのは、レッドカードなのは知っているので、『たわいない会話』的な感じで聞いてます」
また普段から血液型を気にしている様子が目立つようで
「仕事のミスなどの時に陰で『○型だから仕方ないよね』などと言っているのを聞く事があります」
と綴った。何気ない会話の中で話題として挙がることはあるかもしれないが、仕事の出来不出来まで判断するのは辞めてほしいものだ。
一方で、こうした場面に何度も遭遇しているらしい鳥取県の50代前半の女性(事務・管理/年収200万円)は
「血液型占いの話になると、B型は自分勝手、変わってる、わがままなどとよくターゲットになります。そんな時は黙ってます」
「他にも『B型なのに几帳面だね』『B型なのに綺麗好きだね』なども。嫌な思いをする事が多いので、血液型占いが嫌いになりました」
と今まで被ってきたストレスを綴る。
「人をたった4種類に分ける事が無謀だと思うし、日本人独特の占いなので、バカバカしいと思います」
と一蹴した。
※キャリコネニュースでは「血液型差別で嫌な思いをした人」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/1M4MO0QZ