結婚式をきっかけに友人と絶縁する人は驚くほど多い。宮城県の30代前半の女性(事務・管理/年収400万円)も、
「友人の結婚式がきっかけで絶縁しました」
と6年ほど前の夏の出来事を明かした。友人とは大学時代からの付き合いで、式の1年前の秋頃に「結婚の報告と結婚式を行う旨、電話で連絡がありました」と振り返る。
当時、女性は仙台に住んでいた。結婚式は友人の嫁ぎ先である青森で行われると聞くも、
「卒業後は数年に1度会うくらいでしたが大切な友人だったので出席すると口頭で伝えました」
と快諾。ところが「問題が発生したのはここから」だった。
往復の新幹線代は2万円超、タクシー代もかかったが「お車代なし」
招待状が届いたのは結婚式の1か月半前だった。東北新幹線で仙台から新青森までの乗車時間は1時間半ほどで、日帰りの予定でいたが、「まさかのナイトウェディング」であることが判明した。 新青森から仙台行きの最終は午後8時台。宿泊は必須だろう。ところが「ホテル案内なし」と女性は驚いた様子。そのため自身でホテルを予約しようとするも、「現地のお祭りと日程被りで苦戦」した。ねぶた祭りの時期だったのだろうか。
共通の友人も招待されていれば一緒に宿泊できるだろう。ところが、
「共通の友人に連絡すると結婚の報告すらされておらず招待もなし」
であることがわかった。結婚式の2週間前になり、友人からホテルについて連絡があったが、すでに予約したあとだった。もっと早くに連絡をくれれば…と思っただろう。
当日は、新幹線とタクシーで式場へ向かった。受付で「ホテル代1万円渡される」も、式の連絡が1か月半前と遅かったために「早割り」が適用されず、宿泊費は1万円では足らなかった様子。加えて、 往復の新幹線代は2万円を超え、タクシー代もかかったが、「お車代なし」だったことにも違和感を覚えたようだ。
その後も不満のオンパレードだった女性。一般的には、招待客が孤立しないよう席次を決めるが、200人ほどの招待客でそもそも女性の知人は「2人だけ」だった。こんなことなら共通の友人も呼んでほしかっただろう。
さらに、披露宴も終盤になった頃に「二次会が隣の会場で行われる」と知った。一方で別の友人は事前に知っていたようだ。
「ドタキャンも考えましたが、大人としてそれはどうかと思い直し、観光も兼ねて行ってみた結果、たくさんの来賓がいるなか、特大スクリーンで変顔流されるという悲劇に見舞われました」
と、変顔をさらされた女性。友人はどんな意図があったのだろうか。いずれにしても、そのような友人と絶縁できてよかったと思うのが身のためかもしれない。
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