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岡﨑龍之祐が個展開催 縄文時代の生活や自然への祈りに着想した新作を発表

2024年01月20日 22:12  Fashionsnap.com

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 「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」のデザイナー岡﨑龍之祐が、個展「Jomon Echoes in the Anthropocene」を渋谷パルコ2階のギャラリー「NANZUKA 2G」で開催した。会期は1月19日から2月11日までの前期と、2月16日から3月10日までの後期に分かれ、前期は小型作品約8点を、後期は大型作品のインスタレーションをそれぞれ発表する。

 岡﨑は、1995年生まれ広島県出身。生まれ育った広島の歴史と自然にインスピレーションを得ながら制作を行っている。東京藝術大学在学中に自身のブランド リュウノスケオカザキを立ち上げ、2021年9月と2022年3月にはランウェイショーを開催。2022年には「LVMHプライズ」のファイナリストに選出されるなど、デザイナーとしてファッションシーンで活動すると共に、枠組みにとらわれない現代における新しいアートの可能性を追求している。
 同展では、縄文時代の人々の暮らしに着想を得た「JOMONJOMON」シリーズの新作を発表。縄文時代の人々が、自然に対する畏怖を感じながらも共生し、恩恵を受け、祈りを込めながら作っていた「縄文土器」を想起させる、うねうねとした曲線や装飾を、広島の厳島神社の大鳥居の秩序と意志を意識したシンメトリーな造形で制作した。現代的な素材を用いて制作される空気を包括するような立体的な構造は、「人新世時代(the Anthropocene Era)」とも呼ばれる現代における「縄文の精神」の表現として、今なお続く戦争や病い、自然災害に対する祈りも込めているという。

◾️Jomon Echoes in the Anthropocene前期:2024年1月19日(金)~2月11日(日)後期:2024年2月16日(金)~3月10日(日)会場:NANZUKA 2G所在地:東京都渋谷区宇田川町15-1  渋谷PARCO 2階