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出そろった2024年GT500ラインアップ。10台で新コンビ結成、4名がルーキーイヤーに

2024年01月20日 13:50  AUTOSPORT web

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2024年のスーパーGT GT500クラスを戦う3種類のマシンたち
 1月18日、ニッサン/NMCが2024年にスーパーGT GT500クラスに臨む4台のラインアップ、タイヤを発表したことで、すでに12月に体制を発表しているTOYOTA GAZOO Racingの6台、ホンダ/HRCの5台とともに15台の陣容が明らかにされた。ニッサン/NMCは車名が発表されていないが、15台のGT500ラインアップをチェックしてみよう。

 2024年のスーパーGTに向けては、すでに12月にTGR、ホンダ/HRCが体制を発表。1月18日にニッサンがラインアップを発表したことで、15台の陣容が明らかにされた。TGR、ホンダは車名、タイヤもそれぞれメーカーやチームから発表されている。これからセパンでのメーカーテストがスタートし、その後国内でもテストが行われ、3月の公式テストまで動きが活発化していくはずだ。

 そんな2024年のGT500だが、ご存知のとおり車種で言うとトヨタGRスープラ、ホンダ・シビック・タイプR-GT、ニッサンZニスモGT500という3車種での争いとなる。タイヤはミシュランのGT500活動終了にともない、NISMO NDDP、NISMOの2チームがタイヤメーカーをブリヂストンに変更。結果的に15台中12台がブリヂストン、2台がヨコハマ、1台がダンロップという内訳となった。

 ドライバーで言うと、15台中変更がなかったのはTEAM IMPUL、TGR TEAM WedsSport BANDOH、TGR TEAM Deloitte TOM’S、TGR TEAM SARD、STANLEY TEAM KUNIMITSUの5チーム。逆に、それ以外の10台はすべて移籍加入がみられる、近年ない動きが大きいシーズンオフとなった。特に大きな話題となったのはホンダからTGRに移籍した福住仁嶺、大湯都史樹のふたりだろう。

 また、GT500デビューとなるのは三宅淳詞(NISMO NDDP)、佐藤蓮(ARTA)、名取鉄平(KONDO RACING)、大草りき(Modulo Nakajima Racing)という4名。2023年のルーキーが太田格之進のみだったことを考えると、GT500ルーキーがかなり多いシーズンとなる。ちなみに4名とも鈴鹿サーキットレーシングスクール(現ホンダ・レーシングスクール・鈴鹿)出身ということも興味深いところだ。

 新たな顔ぶれ、そして新車種と2024年のGT500クラスはトピックスが多いシーズンとなりそうだ。

2024年 スーパーGT GT500クラス
チーム/ドライバー体制一覧
NoTeamCar NameDriverTyre3NISMO NDDPTBN高星明誠/三宅淳詞BS8ARTA#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT野尻智紀/松下信治BS12TEAM IMPULTBN平峰一貴/ベルトラン・バゲットBS14TGR TEAM ENEOS ROOKIEENEOS X PRIME GR Supra大嶋和也/福住仁嶺BS16ARTA#16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT大津弘樹/佐藤蓮BS17Astemo REAL RACINGAstemo CIVIC TYPE R-GT塚越広大/太田格之進BS19TGR TEAM WedsSport BANDOHWedsSport ADVAN GR Supra国本雄資/阪口晴南YH23NISMOTBN千代勝正/ロニー・クインタレッリBS24KONDO RACINGTBN松田次生/名取鉄平YH36TGR TEAM au TOM’Sau TOM’S GR Supra坪井翔/山下健太BS37TGR TEAM Deloitte TOM’SDeloitte TOM’S GR Supra笹原右京/ジュリアーノ・アレジBS38TGR TEAM KeePer CERUMOKeePer CERUMO GR Supra石浦宏明/大湯都史樹BS39TGR TEAM SARDDENSO KOBELCO SARD GR Supra関口雄飛/中山雄一BS64Modulo Nakajima RacingModulo CIVIC TYPE R-GT伊沢拓也/大草りきDL100STANLEY TEAM KUNIMITSUSTANLEY CIVIC TYPE R-GT山本尚貴/牧野任祐BS
※上表は正式なエントリーリストではありません。
※チーム名、車名、タイヤメーカーはメーカー、チームからの発表、オートスポーツwebの取材に基づいています。