体調が万全でなければ、仕事に100%尽力することは難しい。そんな時、職場が臨機応変に対応しなければ社員は安心して働けない。
福島県に住む40代前半の女性(サービス・販売・外食/年収500万円)は、インフルエンザに感染した際の上司の冷淡な対応を綴った。(文:永本かおり)
「私たちは会社の捨て駒じゃありません」
女性は、インフルエンザの症状が5日では治りきらず体調が戻らなかった。6日目に「休みたい」と職場に電話をしたところ、上司から
「だってもう菌ないでしょ」
と言われたという。結局、「めまいでフラフラになりながら仕事に行ってやりました」と気合で乗り越えたようだが、そうせざるを得ない環境は辛そうだ。
東京都に住む50代後半の女性(事務・管理/年収100万円未満)は、半年ぐらい前にコロナに罹患。その後、喘息になり後遺症で辛い思いをしたという。そんな中、女性が「ボス」と呼ぶ上司が
「うちはコロナで重症になったり後遺症になった人はひとりもいないわ」
と発言したのを耳にした。女性は、
「は? 入院して暫く社会復帰できなくなった社員もいましたが? 私も毎日咳で辛い思いしてますが?」
と怒り心頭の様子だ。上司が実態に気付いていないのか、知らないふりをしているのかは不明だが、
「この会社、辞めようと思った一件です。ボスのこの発言の数か月後、退職しました。私たちは会社の捨て駒じゃありません」
怒りを抑えられず、会社にもさよならした出来事を綴っていた。
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