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芸人のネタが“アート”に? さらば青春の光、ヒコロヒー、カズレーザーらが参加するアートイベント開催

2024年01月18日 18:12  Fashionsnap.com

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 「笑い」をテーマにした企画展、「笑うアートマンションと10人の住人展」が、デザインフェスタギャラリー原宿EAST館で開催される。期間は1月19日から2月18日。

 同イベントは、初心者でもアートについて簡単に学ぶことができる“日本一敷居の低いアートバラエティ番組”として放送されているTOKYO MXの「小峠英二のなんて美だ!」のスピンオフ企画として実施。カズレーザーや、さらば青春の光、ヒコロヒーといった芸人や、「無駄づくり」で知られる藤原麻里菜、架空のプロダクトを創作するミチルといったSNSクリエイターなど、各々のスタイルで「笑い」に向き合う10組が参加し、ギャラリーの各展示室で作品を発表する。“笑い”を共通のテーマに、作品の背景にある文脈理解を必要とせず、誰もが気軽に楽しむことができるアート展として企画したという。
 会場の3階では、さらば青春の光、カズレーザー、ヒコロヒー、街裏ぴんく、AR三兄弟が作品を発表。さらば青春の光は、2023年の単独ライブ「すご六」の映像が流れる空間に、世界中が混沌としていた2021年度の出来事を羅列したたすごろくを展示し、「懐かしがったりムカついたりしながら楽しんでほしいです」とコメントした。空想上の出来事を事実のように語る漫談が特徴の街裏ぴんくは、「『ZEGE展』愛媛県是毛町-突然消えた小さな町-」と称し、架空の町が消失した“記録”を、独自の奇妙な世界観で作られたジオラマや写真、資料等で表現する。

 ヒコロヒーがプロデュースした1台の電話ボックスの内部には、架空の「探偵事務所」や「バンドメンバー募集」等の大量の電話番号が貼れら、いずれかの番号に電話をかけると様々なバリエーションで収録されたヒコロヒーの電話音声を聞くことができる。カスレーザーは、自身がワイプに映ったバラエティ番組風の映像が流れるモニター、心臓の形状をした物体を繋ぎ「タレント心臓握りの刑」として展示。“心臓”は実際に握ることができるほか、グラフィック作品や体験型の作品を計3作品揃える。

 2階には、藤原麻里菜が制作した、ぶつかると怒号をあげる「ヤンキーロボット掃除機」をはじめスーパーマーケットカカム、ミチル、いしかわかずやの作品が展示され、1階には、一般公募した「笑えるアート大賞」の受賞作や番組に関連する作品が出展する。

 同イベントは、展覧会のクリエイティブディレクターは、「いい人すぎるよ展」で2.5万人を動員するなど話題化する展示を手掛ける明円卓が担当した。

◾️笑うアートマンションと10人の住人展会期:2024年1月19日(金)~2月18日(日)会場:デザインフェスタギャラリー原宿 EAST館営業時間:11:00~19:30 入場料:一般・大学生 2000円(前売り1500円)、中・高校生 1200円(前売り1000円)、小学生 700円(前売り500円、いずれも税込)公式サイト