労働環境が良くなければ辞めようと思うのは当然のことだ。長野県の40代前半の男性(その他/正社員/年収500万円)は「製造業・設計」の会社を1年で退職した。
「冬場、納期対応のため残業していても、18:45になったら暖房を止めるよう指示される。あとは予熱で十分とのことだが、実際は温度が10℃となり作業者が震えながら仕事をしていた」
「夏場は扇風機のみで30℃以上となる。冷暖房の使用に社長の顔色をうかがわなければいけなかった」
と過酷な労働環境だったことを明かす。(文:谷城ヤエ)
会議で「議題とは全く関係ない社員への悪口で盛り上がる」
さらに「社長の発言がかなり威圧的」だった。「何でできないの?」「~じゃねーのか?」「~やらせろ」という具合で、「ハラスメントと思える場面も随所で」見かけた。
「その取り巻きの人たちも含め、会議の席では議題とは全く関係ない社員への悪口で盛り上がり、社長も同意してしまうため直される気配がない。技能実習生への物言いに対しても同様でした」
社長から取り巻きたちへとハラスメントが連鎖しているようだ。男性は辞めたことについて、
「安心しました。最悪の場合、退職サポート業者や弁護士事務所に入ってもらうことも想定して準備してましたので」
と明かした。社長の態度が変わらない限り、会社が良くなることはないだろう。
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