上司の何気ない一言にショックを受けた経験はあるだろうか。キャリコネニュース読者の30代男性(兵庫県/ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ/年収600万円)から、こんな「上司に言われた許せない一言」のエピソードが寄せられた。
上司は飲みの席で男性に絡んだあげく、
「お前は仕事をなめきっている。頭がおかしいんじゃねえのか」
と言ってきたそう。そもそも男性は、その前から続いた理不尽な扱いに苛立っていた様子だ。(文:林加奈)
業務上必要な資格なのに「取得費用は出さない」と言われ、自費負担する羽目に
男性は、会社から「普通免許でいい」と聞いていたため「限定中型免許で大丈夫だろう」と考えていた。これは8トン未満の中型車なら普通免許で運転できるといった条件付きの免許のことだ。ところが、「押し付けられる車は現行の中型車」(編注:7.5トン以上11トン未満)だったという。つまり限定を解除する必要が出てきたのだ。しかし
「業務上必要な資格なのに『取得費用は会社として出さない』と断られ、でも取得しないと仕事ができないのは明確なので、自費で受講する羽目に」
それでも、平日の定時で退勤した後と、土日に実習をフルで入れて、最短で資格が取れるよう予約を入れた。ところが、それを会社に阻まれたというから驚きだ。
「土日当日にほぼ毎回と言っていい頻度で『仕事があるから出勤しろ』と、こちらの都合は一切考慮しない。急にあれこれ言い始めるので当日キャンセル多発で、当初半月で終わる予定がズルズルと伸び、当日キャンセル費も当然のように自腹」
「日曜日だったその日も路上実習の予定だと伝えていたにもかかわらず、ボロボロの1トンレンタカーを渡されて250キロ離れた現場まで資材を運べと当然のように呼び出された」
費用を持ってくれないだけでなく、免許を取得するための配慮すら皆無という呆れた会社だった。
「お前は仕事をなめきっている。頭がおかしいんじゃねえのか」
休日出勤で仕事をこなし、資材を運び終えるも「現地でもあれもこれもと18時頃までこき使われ」と一日をつぶされてしまった男性。やっと帰れると思いきや
「『明日もあるから泊まってけ』。仕方ないので、安宿に向かいさて寝るか、というタイミングで『飲みに行くぞ』と、是非も言わさず当然のようにお呼び出し」
部下の都合などお構いなしでプライベートをかき乱してくる上司。「予定も何もあったもんじゃないな」と、うんざりしながらつき合ってみると
「案の定『芸をやれ』だの『面白い話をしろ』だのの絡み酒でまずい飯が尚更まずい。まともに付き合ってもろくでもないなと思い『明日もあるので勘弁してください』とけん制したときに」
こんな風に吐き捨てられた。
「お前は仕事を舐め切っている。頭がおかしいんじゃねえのか」
男性は、この一言が「今でも許せません」と嫌な経験を振り返る。客観的に見て「頭がおかしい」のは、男性に休日出勤を強制させ、無理やり飲みに付き合わせ無茶ぶりをする上司の方ではないだろうか。
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