見下すような態度をとる面接官とは一緒に働きたくないだろう。愛知県の40代後半の女性(その他/年収100万円未満)は育児が一段落し、働き始めようと就職活動を開始したときのこと。とある会社で起きた出来事を振り返っている。(文:林加奈)
「えっ?!10年も働いていないの?本当に?」
会社に到着し、インターホンで面接官を呼び出した女性。中が見える構造になっていたそうで、
「一人の女性が電話中でしたが、インターホンに反応してこちらをチラ見して無視!ジェスチャーもなし……。たまたま通ったほかの社員さんが開けて休憩室に通してくれました」
来客に気づいていながら、完全無視とはいかがなものか。せめてジェスチャーで待っててほしい旨を伝えてほしいものだ。
休憩室で待つこと数分。先ほどの電話の女性が面接官としてやってきた。
「発言がすごかった!『えっ?!10年も働いていないの?本当に?』『自分より10歳も年下に教わるのは嫌じゃない?』『1時間に100枚の仕訳ノルマできないよね?』すべて嫌味っぽく半笑いで……」
子育て中の女性に10年のブランクがあること自体はそこまで珍しい話ではない。面接官はその後も矢継ぎ早に質問してきた。
「土日休みのはずが『土曜日出れる?』や(中略)何を思ったのか『パソコンで絵描ける?』『事務でパソコンやってたのに描けない?』など、終始不快でした」
女性には「経理事務」の経験があるが、パソコンで絵は描かないだろう。終始見下され「働く気も失せました」という女性。挙句に「合否の連絡はありませんでした」と明かす。そんな面接官のいる職場なら、むしろ不合格になってよかったのではないだろうか。
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