せっかく採用した新人が何の連絡もなく、いきなり音信不通になって退職するのは迷惑極まりない。退職したい旨を一言伝えるだけなのだが、それすらもなくバックレされた経験がある人からのエピソードが寄せられている。50代男性(長野県/サービス・販売・外食/年収350万円)は、
「小売業なのでバックレはしょっちゅう。1日で来なくなる人なんて何人いたことか」
とバックレを何度も目撃している。男性は、以前店長として働いていた店で同じ年齢の男性が出勤してきた日のことを振り返った。(文:林加奈)
昼休みにいなくなった新人
その人はその日が初出勤だったが、男性は店長として忙しく、あまり新人の面倒を見られなかったようだ。
「簡単な挨拶を交わした後、なぜかその日は面倒事が続き、(新人の)対応を社員の男性に任せていました。本来なら新人さんとは一緒に昼休みを取って話をする予定でしたが、ちょっと忙しかったので、先に行ってもらいました」
バックレが起こったのは、その昼休みのことだった。男性も遅れて昼休憩に行き、店に戻るとその新人が「戻っていない」と言われたという。
「その日は土砂降りだったので、何かあったかと思い、手の空いている従業員と捜索したり電話してもらったり」
と、対応に追われたが、結局行方はわからないまま。当時、シドニーオリンピックを開催していた時期だったようで、従業員と「シドニー五輪見に行ったんじゃない?」と冗談交じりに話していたという。
注意されると「カンでやった」などと答える人だった
「50代の男性派遣社員が職場にやってきた」と語るのは、愛知県の60代女性(医療/年収100万円)。
「仕事を始めて2週間が過ぎた火曜日の朝、何の連絡もなく仕事に来ず、派遣会社を通じて連絡を取った。何度か電話をかけてようやく連絡がつき、『精神的にしんどい』という理由を告げて辞めました」
その派遣社員には合わない職場だったのかと思いきや、
「仕事を教えていてもメモも取らず、ミスを告げられても『はぁ』という気のない返事。教えられていないことを勝手に間違った方法でやり、注意されると『カンでやった』などと答える変わった人だった」
というから、勤務態度に問題があったことがわかる。女性は「50代だけに社会人の常識を持っててほしかった」と落胆した様子で綴っていた。
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