血液型を理由にした嫌がらせや差別を意味する「ブラッドタイプハラスメント」。職場や学校で問題になることが多いが、家族に「ブラハラ」された人たちもいる。高知県に住む30代後半の女性(サービス・販売・外食/年収100万円)の家族のうち4人がB型だ。B型ではない母親はよく、
「これだからB型は!!学習能力がない!!人の気持ちが汲めない!!」
と怒っている。科学的根拠のない血液型を理由に怒られたら、いくら相手が母親でも不快だろう。しかし女性は「家庭内ではブラハラ当たり前に育ってきたので、家庭内で言われる分には全然気にしません」と慣れっこのようだ。(文:永本かおり)
「嫁さんもこだわりが強くて好き嫌いがはっきりとしてて口調も悪い」
50代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)はB型で、それを知った息子の妻に、
「私B型の人とは合わないし居心地悪い」
と面と向かって言われた。これに対し「直で言う?」と戸惑ったよう。そのあと「お母さんがっていうことではないです!」とフォローがあったが、時すでに遅し。
「嫁さんもこだわりが強くて好き嫌いがはっきりとしてて口調も悪いし、人の意見やアドバイスも上の空で実行することなく今に至ってます」
「合わない」のは血液型が理由ではなさそうだ。
※キャリコネニュースでは「血液型差別で嫌な思いをした人」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/1M4MO0QZ