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ジンズHDの新社屋が完成、空気を浄化するアートや従業員用サウナを設置

2024年01月13日 15:11  Fashionsnap.com

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 アイウェアブランドの「ジンズ(JINS)」などを展開するジンズホールディングスが、完成した新社屋を公開した。新社屋への本社移転は2023年春に完了し既に稼働を開始していたが、昨年12月末に全フロアの工事を終えたという。

 同社は、現在「Second Genesis(第二創業)」というテーマのもとでブランドの刷新に取り組んでおり、その一環として新たな働き方を模索するべく、昨年本社を移転。新社屋は、千代田区神田錦町にある地上9階建てのビルを一棟借りし、建築家 髙濱史子が「壊しながらつくる」を設計コンセプトにフルリノベーションを行った。入居時には、フロアの階層が細かく分かれることによるスタッフの物理的・心理的分断をなくすために大きな吹き抜け階段を設置したほか、フロアの1階を「働くソト」として、扉を開け放ち公園のようなベンチを置くなど、外気に触れながらリラックスして働ける環境を整備。その後半年以上をかけて、今回新たにアートやカフェ、従業員用サウナを導入した。
 5階の執務フロアの吹き抜け部分には、金沢21世紀美術館館長の長谷川祐子監修のもと、熱帯植物をバイオフィルターとして空気を浄化するイタリア発の画期的なアート「ファブリカ デラリア(Fabbrica dell’Aria)」を、アジアで初めて設置。3階の商談室フロアに設けたギャラリースペースには、第1弾としてアーティストの立石従寛、松田将英、保良雄の共作による映像インスタレーション
「Gravitation」を展示している。
 9階には、従業員用の「アーネ サウナ(ARNE SAUNA)」を導入。サウナ愛好家でサウナの医学的研究を行う慶應義塾大学医学部 加藤容崇特任助教が監修したグループサウナとソロサウナを完備しており、外気浴スペースにホワイトボードを設置することで、グループサウナでのコミュニケーションから生まれたアイデアをすぐにディスカッションできるような工夫を取り入れるなど、新しいサウナの活用法に取り組んでいる。また昨年10月には、ジンズが運営する「ONCA COFFEE」の3号店を社屋の1階にオープン。従業員だけでなく一般客も利用でき、神田の街とジンズの接点として機能させている。
 なお1月19日には、3階のギャラリースペースに展示しているアート作品「Gravitation」の一般公開を実施。1月12日午前9時から1月19日午後1時半までの期間に「ONCA COFFEE 神田店」での商品購入者を対象に、特別鑑賞チケットを配付する。

■「Gravitation」一般公開日時:2024年1月19日(金)11:00~14:00(最終受付は13:30)場所:ジンズホールディングス本社所在地:東京都千代田区神田錦町3丁目1 安田シーケンスタワー入館方法:1月12日(金)9:00~1月19日(金)13:30の期間に「ONCA COFFEE 神田店」での商品購入者を対象に、特別鑑賞チケットを配付。当日は1階でチケットと引き換えの上入場。