結婚式の招待状に「欠席」と返されると、ショックのあまりその友人との付き合いをやめたくなる人もいるようだ。ガールズちゃんねるに1月上旬、「結婚式の招待 断られました」というトピックが立ち、2000コメントを超える盛り上がりを見せた。
トピ主は20代後半の女性で、「思ってた以上に断られてしまい凹んでいます…」と悲しそうに書いている。追記によれば8人招待したうちの4人が欠席するそうだ。即答で来てくれると答えてくれた人とは今後も長く付き合いたいというが、
「断られてしまった人とは、今後どのように接すれば良いのか分からなくなってしまいました」
と悩ましい思いを告白。「同じような人いますか?」と問いかけた。
「招待された側もお金かかるからね」
招待した友人のうち半数が欠席では、落ち込むのは無理もない。もちろん事前に知らせて、行くと言われた上で招待状を出したという。トピ主は、欠席する友人の結婚式に参加したし、「中には受付やスピーチもやったのに…」とモヤモヤ。それも去年の話だし、半年に一度くらいは会う仲だったというから付き合いが薄いとも言えないだろう。
この落胆にトピック内では、
「皆お金苦しいのかもねぇ…」
「お祝いしたい気持ちはあってもこのご時世みんなお金ない」
「御祝儀の他にフォーマルドレス、バッグ、ヘアメイク。招待された側もお金かかるからね」
といった世知辛い声が相次いだ。中には、実際に断ったと謝りつつ「無職になっていて、御祝儀を出せる余裕がなかった」という人も。一番の欠席理由がお金の問題だと捉える人は多かった。
その他の理由として「女性は妊娠、出産、育児期間だと断る人多いよ」という声も。GWに式を挙げるから招待してもいいかと聞かれた人は、「こっちも年一回の家族旅行の予定立てたりしてたから悩むこともなく断った」と書いていた。このほか、
「子供の保育園の運動会の日と丸かぶりだったり、親子遠足と被ってたり、異動シーズンで忙しい時に遠方での式だったりで断った」
と3回も欠席したと明かす人も。結婚する人が多くなる年齢では、友人より自分の家族を優先する人が増えることがうかがえる。結婚式を挙げるほうも、行事シーズンは避けたほうがいいかもしれない。
「断っただけで友達辞めるの!?」「断られてもお祝いくれるなら」という声も
一方、今後の付き合い方については、「断っただけで友達辞めるの!?」などと批判的な声も寄せられている。相手の事情を汲んであげることも友情だよ、という声もあり、確かにそうかもしれない。こんな助言も出ていた。
「みんな事情があるのだよ 今後も今まで通り付き合っていけばいいじゃん」
「断られてお祝いもくれないなら付き合い考えるけど、お祝いくれたら本当に都合悪いだけじゃない?」
本当に祝ってくれる気持ちのある友人ならば、結婚式に出席しなくても祝電やご祝儀、プレゼントなど、それなりの誠意を示してくれるはず……という意見だ。友人を試すような嫌な言い方にはなるが、今後の付き合いは「お祝いの有無」で考えてみるのも一案だ。
ただ、妥当なお祝いの金額は人によって尺度が違う場合もあり、ことによると却ってがっかりする結果にもなりかねない。気にし過ぎないのが一番だが、大事な友人はこの機会に自然と絞られていくのだろう。