リモート転勤が広がりつつあるが、従来通り転居を伴う転勤が必要な仕事もあるだろう。しかし、社員に大きな負担を強いることもある。東京都に住む30代後半の男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収550万円)の職場には、「引っ越しが必要な遠隔地への異動」があるそう。
「子どもが重い病気で看護が必要で遠隔地への異動を命ぜられたときは腹が立ちました」
と、やるせない思いを打ち明けた。(文:永本かおり)
家を新築したから遠隔地への異動を免れた後輩もいるのに…
男性は、子どもの看病について上司との面談で伝えており、診断書も提出していた。それにもかかわらず、異動先は「長時間労働をともなう部署」だった。一方で、
「後輩で家を新築したから遠隔地への異動を免れていたり、妻が妊娠したから遠隔地から数か月で自宅近くの職場に戻れたり」
といった話をあとから知り、「他の人は随分と私より扱いがちがう」と感じた。確かに、重病の子どもがいる男性にも配慮があってよさそうなものだ。
「第三者目線なら平等なのかもしれませんが、私は他の人達が優遇されてるようにしか見えませんでした。今は転職活動をこっそりやってます」
上司や会社の方針と合わないなら去るしかないのだろうか。
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