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「やっぱり再結成ない?」山口達也のテレビCM出演が炎上…TOKIOに残された「復活の場」

2024年01月11日 19:00  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

TOKIO

 元TOKIOの山口達也(52)がCM出演し、“5人体制のTOKIO”復活を期待するファンも少なくないだろうが、はたしてその可能性はあるのだろうか。

5人のTOKIOは復活するのか

 1月4日、山口が鹿児島県で介護事業などを展開している企業のCMに出演したことを自身のSNSで報告し、賛否両論を巻き起こした。

 CMでの山口は凛々しい表情や微笑みを見せていたが、このCM出演を報じたネットニュースのコメント欄は大荒れ。表舞台でリスタートした彼を応援・擁護する声も多かったが、次のような否定的な声も多かったのだ。

《アルコール依存症の方ばかりで、もちあげられるのはどうなの。 未成年者への性的被害の方が、重要視されるべきでは? 見たくない人も居るでしょう。 何故、起用するの。 芸能界引退しても、結局は片足浸かってるんだ》

《何で普通に働かないのか、アルコール依存症を訴えているが違うでしょ。問題は彼の性癖がある訳でそっちは大丈夫なの?一般の人たちも顔も見たくない意見もある訳でCMは流さないのが普通です》

山口、長瀬、現メンバー……それぞれの近況

 山口は2018年、当時17歳の女子高生に対する強制わいせつ容疑で書類送検。起訴猶予処分だったが旧ジャニーズ事務所が契約解除し、TOKIOも脱退している。

 このときの報道で、山口が少女に無理やりキスをしたり顔を舐め回したりするなどの生々しい所業が詳報されていたため、いまだに彼への嫌悪感を持ち続ける人がいるのも致し方ないだろう。

 さて、山口のCM復帰でくしくもTOKIOというグループがクローズアップされたが、現在、グループは苦境に立たされている。

 長瀬智也(45)も2021年にグループ脱退・事務所退所しており、残された城島茂(53)、国分太一(49)、松岡昌宏(47)の3人体制で活動しているTOKIOだが、冠番組がひっそりと終了することが決まっているのだ。

 彼らの代表番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)はまだまだ人気だが、昨年10月に始まったばかりの『トキタビ』(フジテレビ系)が今年3月をもって、わずか半年で終了するとのこと。

 フジテレビでは1999年から『メントレ』、2003年から『メントレG』、2008年から『5LDK』、2012年から『TOKIOカケル』、そして今回の『トキタビ』と、継続してTOKIOの冠番組を放送していた。だが『トキタビ』の次の新番組の予定はなく、四半世紀にわたって続いていたフジのTOKIO枠が事実上、消滅したことになる。

 国分はバラエティー番組への出演が多いし、松岡は主演作を中心にドラマ出演が多いが、城島がMCを務める情報番組『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)も、『トキタビ』と同様に今年3月で終了の憂き目に。

 今春以降、TOKIOメンバーのテレビ露出はあきらかに減少するのである。

 では、長瀬の近況はどうだろうか。

 ヴォーカル&ギターの長瀬、ベーシストの山口を欠いたTOKIO3人は音楽活動をしていないが、長瀬は昨年、音楽性の合う仲間たちと組んだ新バンド「Kode Talkers(コード・トーカーズ)」の活動を開始。

 昨年6月にはファーストアルバムをリリースし、昨年12月には横浜で行われた車&バイクのカスタムショーのステージでオリジナル曲を披露するなど、ミュージシャンとしてリスタートしているのだ。

 彼のInstagramには趣味のバス釣りや愛車・ハーレーに関する投稿が多いので、しがらみにとらわれず、自由気ままに活動しているように見える。

ライブ活動限定なら意外と可能性あり?

 はたして“5人体制のTOKIO”復活の可能性はどれほどあるのだろうか。

 前述したように3人体制の現TOKIOのテレビ需要は減ってきており、ここから人気回復を図るのであれば、5人体制復活が起爆剤になるだろう。そういった商業的な意味合いだけでなく、現メンバーの3人が山口、長瀬とともに再びステージに立ちたいという純粋な気持ちもありそうだ。

 山口は2018年に事件を起こした際、TOKIOに戻りたいという気持ちを吐露していた。それから年月が経ち、彼は彼なりに“今”を生きているので、自らTOKIO復帰願望は口にしないだろうが、機が熟して現メンバーから手を差し伸べられれば、前向きに検討するのではないだろうか。

 問題は自ら脱退・退所を選び、自由を謳歌している長瀬だが、彼の現在の音楽活動を見ると可能性がゼロとも思えない。

 長瀬の新バンド・Kode Talkersはロックバンドだが、楽曲はメロディーラインやリリックなどにポップスの要素も色濃くあり、TOKIO時代に長瀬が手掛けた曲を彷彿させる。長瀬自身もKode Talkersメンバーとして受けた昨年のインタビューで、あえてポップスをやっているという趣旨の発言をしているのだ。

 つまりそれは、TOKIO時代の自分を黒歴史にすることなく、むしろTOKIOでの活動の延長線上に今の音楽があるという彼のスタンスが透けて見えるのである。

 長瀬がTOKIOに完全復帰するという可能性は極めて低いだろうが、山口もベーシストとして復帰するならば、期間限定で合流するということはありえるかもしれない。

 ただし、やはり最大のネックになるのは山口が起こした事件だろう。

 故・ジャニー喜多川氏による未成年少年たちへの性加害事件が、旧ジャニーズ事務所を壊滅的に揺るがしたのは御存じのとおり。そして山口が起こした事件も未成年への性加害のため、そんな人物を復帰させるとしたらジャニー氏の事件と結び付けられて、TOKIOにとんでもない逆風が吹き荒れることは想像に難くない。

 ゆえに、山口をメンバーに戻してバラエティー番組や音楽番組などにテレビ出演するというのは、非常に厳しいだろう。

 だが、そういった背景を踏まえて総合的に考えると、ライブに限定する形であれば“5人体制のTOKIO”復活もなきにしもあらず。

 悠々自適な生活を満喫している今の長瀬は、なかなか首を縦に振らないかもしれないが、何年後かという未来であれば、5人で復活の可能性は意外と残されているように感じるのだ。

堺屋大地●コラムニスト、ライター、カウンセラー。 現在は『文春オンライン』、『CREA WEB』(文藝春秋)、『smartFLASH』(光文社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『日刊SPA!』などにコラムを寄稿。これまで『女子SPA!』(扶桑社)、『スゴ得』(docomo)、『IN LIFE』(楽天)などで恋愛コラムを連載。LINE公式サービス『トークCARE』では、恋愛カウンセラーとして年間1000件以上の相談を受けている(2018年6月度/カウンセラー1位)。公式Twitter:

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