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小林利徠斗と中村仁がSFLへステップアップ。TGRが2024年ドライバー育成計画を発表

2024年01月10日 14:30  AUTOSPORT web

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TOYOTA GAZOO Racingがスーパーフォーミュラ・ライツやFIA-F4などの2024年ドライバー育成計画を発表
 1月10日、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)はスーパーGT GT300クラスおよびスーパー耐久シリーズへの2024年参戦体制を明らかにし、あわせて今季のドライバー育成計画を発表した。

『モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり』のなかで、ドライバーの力は不可欠ととらえるTGRは、今季もサステナブルなモータースポーツ業界の実現に向け、国内外のトップカテゴリーで活躍できるドライバーの育成と輩出を目的としたドライバー育成プログラムを継続する。

 2024年シーズンは、TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)の育成ドライバーとして6名が国内のさまざまなカテゴリーに参戦する。全日本スーパーフォーミュラ選手権のラインナップ発表で今季もKONDO RACINGから参戦する小高一斗は、GT300クラスにaprの31号車apr LC500h GTで継続参戦を行う。

 また、2023年シーズンにGT300ランキング2位となった平良響もINGING MOTORSPORTからGT300に継続となるが、昨年まで参戦していた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権への参戦はリリースでは確認できない。

 そのスーパーフォーミュラ・ライツには、2023年から継続の野中誠太に加え、新たにFIA-F4からチャンピオンの小林利徠斗とランキング2位の中村仁がステップアップを果たす。なお、既報のとおりGT300では野中がGreen Brave、小林と中村はaprから参戦を行う。

 そして、2023年のGT300ではANEST IWATA Racing with Arnageの第3ドライバーとして活躍した女性ドライバーの小山美姫も2024年のTGR-DC育成ドライバーとして名を連ねたが、今季はGT300のラインアップから外れ、新たにaprからスーパー耐久シリーズのST-Xクラスに挑むことが明らかにされた。ST-XはFIA-GT3車両が争うクラスとなり、レクサスRC F GT3のドライブ経験をもつ小山の走りに注目したいこところだ。

 FIA-F4には、2024年もTGR-DC Racing Schoolチームから4名のドライバーが参戦する。2023年ランキング7位の佐野雄城をはじめ、同8位の卜部和久が新たにTGR-DCレーシングスクールに加入。さらにカートから鈴木斗輝哉と梅垣清がステップアップを行う。

 なお、国内外のトップカテゴリーで活躍できるプロドライバーの発掘と育成を目的に実施されているTGR-DCレーシングスクールは2024年も実施され、開催内容は後日発表が行われる予定だ。

■2024年TGR-DC育成ドライバー
小高一斗
スーパーフォーミュラ:KONDO RACING
スーパーGT(GT300):apr
平良響
スーパーGT(GT300):INGING MOTORSPORT
野中誠太
スーパーフォーミュラ・ライツ:TOM’S
スーパーGT(GT300):Green Brave
小林利徠斗
スーパーフォーミュラ・ライツ:TOM’S
スーパーGT(GT300):apr
中村仁
スーパーフォーミュラ・ライツ:TOM’S
スーパーGT(GT300):apr
小山美姫
スーパー耐久シリーズ(ST-X):apr

■2024年TGR-DC RS育成ドライバー
佐野雄城、卜部和久、鈴木斗輝哉、梅垣清
FIA-F4:TGR-DC Racing School