以前より枚数は少なくなったものの、年賀状の文化は続いている。そんな年賀状だが、喪中の家には出さないというマナーがある。40代後半の女性は喪中にもかかわらず、年賀状を送ってきた友人に対して憤っている。(文:國伊レン)
「ご祝儀が友人の相場より1万円少なかった」祝い事に潜む不仲のきっかけ
女性の父は昨年急逝した。友人にも知らせていたそうだ。しかし、今年の正月にその友人から「自分が昨年あげた結婚式の写真を使った年賀状」が届いた。
「『線香あげに行くね』みたいなことが書いてあったから46にもなって馬鹿じゃないかと思った」
友人は、喪中の相手に年賀状を送らないというマナーを知らなかったのか。それとも自身の結婚式の写真を見せたいがために送ってきたのか。もしくは女性を元気づけたいという思いだったのか。いずれにしても女性が「46にもなって……」と批判したくなる気持ちはわかる。
香川県に住む50代後半の女性は「職場で仲の良かった友達を結婚式に招待したが、ご祝儀が通常の友人の相場より1万円少なかった」ため、「常識のなさに幻滅してそれ以来交流していない」そうだ。
東京都の30代前半の女性は、友人の夫から「妻の誕生日にサプライズしたいからメッセージと写真を送って」と言われて送信したが、後日その友人のInstagramには、
「Aちゃん、 Bちゃん、Cちゃん、誕生日のメッセージありがとう!」
と、女性の名前はなかった。
「なんだかモヤモヤしましたが、確認するほどでもないのでもう友達やめようと思いました」
結婚式のご祝儀にしても誕生祝いのお礼にしても「するのが常識」だと考えている人がほとんどだ。だからこそ、友人の価値観がそこからズレていたときには失望があるのだろう。
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